広島vs名古屋:広島の1点リードで“後半”へ。激闘はさらに激しさを増す
- Jリーグデータ 2024/09/07 07:06
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JリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第1戦は、名古屋のホームで広島が1-0の勝利を挙げた。
広島のミヒャエル スキッベ監督が「サッカーの内容というところよりも走ること、戦うところに関してはお互いに良いところを出せたと思います」と振り返ったように、各局面でとても激しい攻防が繰り広げられた90分間だった。
それは明治安田J1第27節で広島に苦杯をなめていた長谷川 健太監督が、「(第27節は)アウェイの広島戦(第12節/3○2)と前線のスプリント回数が真逆の結果だったので、単純にインテンシティーの部分で、もう勝負になっていませんでした。まずはそこを上げていかない限りは、いまの広島には勝つことができない、勝負をすることができないと思いましたので、その話を選手たちにして、選手も理解してアグレッシブに戦ってくれたと思っています」と振り返っているように、名古屋の選手たちがインテンシティーを上げたから。
お互いにとてもアグレッシブに戦った90分間で生まれたゴールは1つだけで、それは新井 直人の持ち味である質の高いクロスを、7月下旬に加入してから非凡な得点力を見せ続けているトルガイ アルスランが頭で合わせたものだったが、無得点に終わった名古屋もチャンスはいくつも作り出している。オフサイドの判定によってゴールが取り消しになったシーンや、GK川浪 吾郎のファインセーブに惜しくも阻まれたシーンがあったことを思えば、準決勝に勝ち上がるチームがどちらになるかはまだまったく分からない状況にあると言っていいだろう。
8日の18時30分にエディオンピースウイング広島でキックオフする第2戦は、さらに激しさの増した攻防が繰り広げられるに違いない。準備期間は3日間しかないが、広島の選手たちは連戦でもパフォーマンスに大きな影響を及ぼさないタフな選手たちで、名古屋も選手層の厚みを生かしながら高いパフォーマンスを発揮していくはずだ。
特に得点を奪わないといけないシチュエーションで第2戦に挑む名古屋は、より前へ出るパワーを出していくはず。その中で、第1戦の終盤に出場した新戦力のホセ カラバリには期待を寄せたいところだ。エクアドル代表経験もあるMFが違いを見せることができれば、名古屋が勝ち上がる可能性は大きく膨らむだろう。
広島は引き続きトルガイ アルスランに注目だ。加入後、公式戦7試合に出場して7得点を挙げているドイツ国籍MFは、公式戦8試合目もチームを勝利に導く得点を決めていくのか。そして、先日加入会見を行ったばかりのゴンサロ パシエンシアが出場するのかどうかも気になるところ。ポルトガル代表経験のあるFWが広島の攻撃をさらにパワーアップさせる活躍を見せれば、すべてのタイトルを狙っていくチームはさらに勢いづいていくことになるだろう。
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