神戸2-0鳥栖:最後まで強度のある守備を継続した神戸。3位にジャンプアップ
- Jリーグ試合後のニュース 2024/08/26 05:48
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首位を追撃する5位・神戸が、降格圏内からの脱却に勢いをつけたい19位・鳥栖を迎えた明治安田J1第28節。ホーム・神戸は負傷で出場が危ぶまれていた武藤 嘉紀や初瀬 亮が元気な姿で先発入りし、欠場が続いていた山口 蛍はベンチに戻った。一方のアウェイ・鳥栖は前節・札幌戦から先発5人を入れ替え、今夏新加入の今津 佑太と寺山 翼が先発で鳥栖デビューを飾った。
神戸は宮代 大聖を左サイドに置き、攻撃時は[4-3-3]、守備時は[4-4-2]になる従来の可変システムで臨む。鳥栖は今津を中央に置いた3バックを採用し、寺山がアンカー気味になる[3-5-2]で挑んだ。
立ち上がりにFKから今津が惜しいヘディングシュートを放つなど、果敢な攻めを見せる鳥栖。ただ、神戸は前線からの連動したプレスで冷静にボールを回収し、相手陣内に攻め込んでいく。11分にはセットプレーの流れから井手口 陽介が強烈なミドルシュートを放つが、ここは原田 亘に頭で防がれる。さらに神戸は立て続けにセットプレーのチャンスを奪い、初瀬が惜しいシュートを披露するなどゴールに肉薄する。
なかなか攻撃の形を見いだせない鳥栖。それでも27分にはカウンターから久保 藤次郎、福田 晃斗が相手陣内に攻め込む。しかし、神戸が辛抱強い守りを軸に決定機を作らせない。
狙いがぶつかり合う展開が続く中、結果を生み出したのは33分の神戸だ。セットした相手守備組織の背後に流し込むようなパスを広瀬 陸斗が送ると、鋭く動き出していた武藤が受けて左足でクロス。そして宮代が鮮やかな左足でのダイレクトボレーでゴールを陥れ、ホームチームが鳥栖の守備網をこじ開けることに成功した。
後半開始から神戸は宮代に代えて佐々木 大樹を入れ、この22番はキープ力を生かして好機作りに関与するなど、良い入りを見せる。ただ、追いかける鳥栖も集中した守りを継続させ、中盤で続けざまにボール奪取に成功。そこからカウンターを狙うが、フィニッシュにまで持ち込めない。
神戸は59分、広瀬のインターセプトを起点に速攻を仕掛け、鳥栖をゴール前に押し込む。武藤がキープし、初瀬が追い越して武藤へボールを戻すと、武藤がゴール前にクロスを入れる。これを佐々木が豪快に頭で合わせ、鳥栖を突き放した。
鳥栖は65分にジャジャ シルバ、清武 弘嗣を同時投入。直後にジャジャ シルバがドリブルで攻め込んでシュートを放つ。しかし、これをマテウス トゥーレルがブロックするなど、守備も集中を切らさない神戸。ホームで攻守にエネルギッシュなプレーを続け、次の得点を狙い続ける。75分には山口が復帰戦のピッチに立った。
76分に鳥栖はロングボールから攻め込み、ジャジャ シルバが狙うも、広瀬の果敢なシュートブロックに遭う。さらに80分過ぎには清武が中央で切り返しから右足でゴールを狙ったが、枠を捉えられない。最後まで強度のある守備を維持した神戸が2-0で完勝を収め、順位を3位に上げた。
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