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名古屋グランパス・長谷川監督、「陣容がそろったところで、やるべきことをやらないと」走り勝つ意識強調 24日、敵地で湘南戦

  • プレビュー 2024/08/23 09:56
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名古屋グランパスは24日、湘南戦(レモンS)に臨む。残留争いに引き込まれないためにも、絶対に負けられないアウェー戦。長谷川健太監督(58)は負傷者の戦線復帰にも安心した表情は見せず、充実した戦力の上で運動量やプレー強度の向上を求めた。23日は愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで調整した。

正念場の敵地戦だ。グランパスは現在、降格圏となる18位の磐田と勝ち点6差の14位。湘南は、同5差の17位。直接対決で敗れれば、残留争いへ巻き込まれるのは必至だ。

 前節はFWユンカーが今季4点目をマークするなど復調。左膝前十字靱帯(じんたい)断裂で今季中の復帰が絶望視されるMF小野を除き、負傷離脱した選手はほとんどが復帰した。しかし、指揮官の口からは「陣容がそろったところで、やるべきことをやらないと」と厳しい言葉が飛ぶ。

 その理由は、1―2のスコア以上に内容で圧倒された広島戦。「人がそろったところで走らないと勝てない。スプリント回数で広島に圧倒された」。グランパスのスプリント回数は合計89回。対する広島は、同105回。

 「上位を争っているチームに負けた後に思うことは、やはりインテンシティ(プレー強度)が足りないとだめだな、と」。技術を生かし、戦術を発揮するためにも、走り勝つ意識を植え付ける。

 湘南との前回対戦(6月16日、豊田ス)で先制しながら同点被弾し、勝ち点3を取り損ねた。「自分のサッカーを貫いてくるチーム。われわれも辛抱強く、強度を高く戦っていけるか」。広島戦で足りなかった部分は、湘南戦ですぐに生きる。

 FC東京から加入したDF徳元悠平(28)は練習試合に起用済みで指揮官も「状態はいい。すぐに試合に行ける状態にある」と語る。戦力の充実は、間違いなく追い風。戦い、走り勝つ姿勢に立ち返れば、夏はまだまだ終わらないはずだ。

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