涼しい風が吹くピッチコンディションで行われた明治安田Ｊ２第26節のいわき対愛媛。前節からスタメン変更なしのいわきに対して、愛媛は５人を変更した。

開始早々に愛媛は曽田 一騎のポストプレーから曽根田 穣がシュートを打つ形で攻撃を終える。13分には窪田 稜がドリブル突破から枠内を捉えるシュート。GK立川 小太郎のセーブによって阻まれたが、アウェイチームがチャンスを作る。

［４－１－４－１］でスタートしたいわきは次第に中盤をコントロール。ボールを持てるようになると、20分にセットプレーの２次攻撃から谷村 海那のクロスに堂鼻 起暉がヘディングシュート。そして迎えた21分、五十嵐 聖己のロングスローに堂鼻が競って、相手に触られて流れたボールにフリーの谷村が合わせていわきが先制する。

攻めあぐねる展開から愛媛は27分にユ イェチャンのCKに尾崎 優成が合わせたが、ゴール上に飛んでしまう。それでも39分、石渡 ネルソンがDFの裏へフライパスを供給し、曽田が見事な抜け出しからシュートを決めて同点に追いつく。

ともに２点目を目指して後半へ臨む。いわきは52分に西川 潤のパスから石田 侑資が左足で勝ち越しの道筋を探す。いわきはシンプルにサイドを使ったクロス攻撃が主体で、愛媛はカウンターを狙う形がしばらく続く。

どっちつかずの展開から最初に動いたのはホームのいわき。70分に西川を下げて加藤 大晟を投入し、79分には担架で運ばれた加瀬 直輝に代えて坂岸 寛大を送り込む。愛媛は72分、窪田と曽根田に代えて茂木 駿佑と舩橋 京汰を投入し、逆転を目指す。

82分、右サイドに移った五十嵐の鋭いクロスがオウンゴールを誘発し、いわきが勝ち越しに成功する。

どちらに転んでもおかしくなかった試合はいわきが勝利。ホームで今季二度目の３連勝を達成した。