ナポリ、停滞するオシムヘン売却を待たず?ルカクの獲得を前倒しか
- チャンピオンズリーグの追跡 2024/08/07 02:38
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ナポリは今夏、FWヴィクター・オシムヘンの売却後にFWロメル・ルカクを獲得する方針だったが、獲得を前倒しにするようだ。イタリアメディア『スカイ』が5日、伝えている。
セリエA王者として臨んだ昨シーズンを10位で終えた後、4度のスクデット獲得経験を持つアントニオ・コンテ監督を招聘して再出発を目指すナポリ。以前から指揮官の教え子であるルカクの獲得に乗り出していることが伝えらていた。しかし、その前提条件とされたオシムヘンの売却は、1億3000万ユーロ(約207億円)という高額な違約金設定が影響して進まず、補強が停滞していると現地メディアで指摘されていた。
それでもセリエA開幕まで2週間を切る中、ナポリがルカクの獲得に前進するようだ。『スカイ』によると、ベルギー代表FWの所属先であるチェルシー側が要求する移籍金は3500万ユーロ(約56億円)と「高すぎる金額」だが、クラブ間の連絡は継続している模様。そして、オシムヘンの将来が決定する前にルカクの取引を完了させる考えを除外しない方向へと転換したという。
一方で同メディアは、オシムヘンの売却先候補でもあったチェルシーがアトレティコ・マドリーに所属する20歳FWサムエル・オモロディオンの獲得へと再び動き始めたことで、ルカクとのトレードの可能性が遠いたことを指摘し、ナポリにとって「悪い知らせ」であると伝えた。ただ、ナイジェリア代表FWを巡っては、アーセナルやPSG(パリ・サンジェルマン)の関心も報じられている。
ナポリはこのほか、コンテ監督が獲得を希望するベンフィカのブラジル人FWダヴィド・ネレスに接触したとも。選手は移籍に前向きな姿勢を示していることから、今後はクラブ間での合意を目指すとみられる。だが同時に、構想外の選手の売却を進める必要があるようだ。
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