柏vs磐田:「巻き込まれるつもりはない」。柏、ここは今季の分水嶺
- Jリーグデータ 2024/09/12 10:27
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2連敗中の柏が、同じく2連敗中の磐田をホームに迎える。
柏は開幕3戦で2勝1分とスタートダッシュに成功。しかし、その後は4連敗を喫するなど成績が安定せず、現在16位に位置している。前節・東京V戦は長い時間攻勢を強めたものの、2-3で敗戦し、今季四度目の連敗に。関根 大輝は「やっているサッカーは間違っていないし、チャンスは作れている。ボールを持って押し込めていたけど、どの選手も最後のクオリティーを高めていく必要があると思う。失点する時間帯もそう(課題)だし、もっとチームとして話し合ってやっていかないといけない」と振り返った。
約2週間の中断期間では、「何か変わったことをやったわけではなく、しっかり上積みをした。攻守においてやろうとしていることをもう一度整理した」(戸嶋 祥郎)。ベースを向上する作業に努めた中で目立ったのが、選手間および選手とスタッフとのコミュニケーションが増加していたこと。犬飼 智也は「選手がピッチでプレーしているのと、上から(スタッフが)見ているのでは、少なからず感覚にズレが生じてしまう。どちらの意見も大事だし、お互いにとって良い話し合いはできたと思う」と話す。チーム全体が認識をすり合わせた効果を、ピッチの上で表現したい。
J2降格圏にいる磐田と対峙する今節は、柏にとって今後の明暗を分けると言っても過言ではないほど重要な一戦。キャプテンの古賀 太陽は、覚悟を持ってこう語る。「このまま残留争いに巻き込まれるつもりはさらさらないし、チームとしての目標は1ケタ順位にいること。その可能性はまだなくなっていないし、この試合はすごく大事になる」。ホームでは約2カ月ぶりとなる勝利を挙げ、多くのサポーターと喜びを分かち合えるか。
対する磐田は開幕5戦で1勝4敗とスタートダッシュに失敗。序盤戦以降もなかなか勝利を積み上げることができず、18位に沈んでいる。前節・横浜FM戦は台風10号の影響で中止に。直近のリーグ戦である前々節・札幌戦では0-2の完封負けを喫し、残留争いのライバルに勝点差を詰められている。試合後、横内 昭展監督は「この試合の重要度は選手たちも分かっていた。選手は選手同士でコミュニケーションをとりながら、われわれともコミュニケーションをとりながら、トレーニングして試合に向かえた。ただ、相手を上回ることができなかった。選手たちの懸ける思いがあった中で、このような結果になったことは僕の責任だと思う」と話した。その悔しさを結果に結びつけたい。
磐田はジョルディ クルークス、渡邉 りょうなど今夏加入した選手たちが出場機会を得ている。ただ、彼らはまだ磐田での得点がなく、チームとしても直近2試合で無得点に終わっている。フレッシュなパワーを与え、低迷打破の立役者となることができるか。
3月に行われた前回対戦では、1-0で柏が勝利している。今季二度目の対戦で勝利を挙げるのは柏か、それとも磐田か。勝点5差で迎える重要な一戦は9月14日、19:00キックオフだ。
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