広島vsFC東京の見どころ:今節もスキなく1つになって。広島が狙うはクラブレコード更新
- ヨーロッパサッカー情報 2024/08/30 06:39
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広島は前節・柏戦で6連勝を達成。この数字は同一シーズンにおけるトップカテゴリーでのクラブタイ記録だ。このレコードについて、選手たちは口をそろえて全員で勝ち取ったものだと言う。
守護神の大迫 敬介は「全員の守備の意識の高さが要因だと思います。もちろん点を取って勝っているので攻撃のところも良いですけど、僕のポジションから見ると、やっぱりボールを取られたときの戻りなどがいまは全員でよくできていると思いますし、それが勝ちにつながっているのかなと思います」と言えば、ゴールも奪って攻守に貢献している中野 就斗も全員のハードワークを6連勝達成の要因に挙げた。
「やっぱり先に失点しないことが大きい。本当に全員がハードワークできていますし、ピンチがあっても、それを乗り越えて自分たちの流れにできていると思うので、継続していけるように全員でハードワークし続けることが大事だなと思います」
一人ひとりがやるべきことを実行できていて、後半に違いを生み出していけるタフさと選手層の厚さがある。左サイドで攻守にハイレベルなプレーを続ける東 俊希は「サッカーは90分で勝負がつく。ウチは前半に内容が悪くてもよく走れていて、後半に相手が落ちてきても自分たちは体力があるし、途中から入ってくる選手の層も厚い。それで相手にスキが生まれて、(自分たちに)チャンスも増えている。それが勝っている要因かなと思います」と話した。
今節も広島はスキなくチームが1つになり、同一シーズンではクラブ新記録となる7連勝を目指していく。
エディオンピースウイング広島に乗り込むFC東京は現在、苦しんでいる。ここ5試合は2分3敗と勝ちがない上に、リーグ再開後のここ4試合はいずれも無得点だ。前節・京都戦は立ち上がりにCKから失点を喫して苦しい展開を強いられ、最終的に0-3で敗れた。ピーター クラモフスキー監督は、京都戦について以下のようにコメントしている。
「われわれの立ち上がりのところが悪かったと思っています。そういった部分をもう一度見つめ直していくこと、そしてゴールというものがゲームを変えていきます。京都さんがCKから得点を奪い、彼らが最高のスタートを切ってしまいました。自分たちは、そこからつかみかけていたところまで来ていたと思いますが、そこでまたCKから失点してしまいました。こういった部分は起こしてはいけないことですし、ゲームや内容が変わっていってしまいます」
立ち上がりからスキを見せずに試合を進められるかが今節の大きなポイントになるはずだ。
現在の調子を見れば明らかに広島が優勢だが、ホームでのFC東京とのリーグ戦では7勝4分10敗と分が悪い。広島が同条件において最後に勝利したのは2017年だ。今節で勝点3をつかむのは好調な広島か、それとも好相性なFC東京か。両チームのファン・サポーターはソワソワした気持ちでキックオフの笛を聞くことになる。
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