ユヴェントスは、トゥーン・コープマイネルスを獲得したことを発表した。

今夏の移籍市場で積極的な補強に動くユヴェントス。チアゴ・モッタ新監督の下でドウグラス・ルイスやケフラン・テュラムら中盤の補強に動く同クラブは、移籍市場当初からコープマイネルスへの関心を持つと報じられてきた。

現在26歳のコープマイネルスは、2021年夏にAZアルクマールからアタランタに加入。主力としてチームの中盤を支え、昨シーズンにはクラブ史上初のヨーロッパカップ戦タイトルとなるヨーロッパリーグ制覇に貢献。また、2020年からはオランダ代表としてもプレーしており、2年前のワールドカップに出場したが、今夏のEURO2024は負傷により欠場していた。

この活躍を受け、今夏にはリヴァプールなど守備的中盤の補強を目指すクラブからの関心が届く。なかなか大きな動きは見られなかったものの、移籍市場終盤に入りユヴェントスが獲得に近づいていることがわかっていた。

そして28日、ユヴェントスはアタランタからコープマイネルスを獲得したことを発表。両者は2029年夏までの5年契約を締結し、8番を着用することも決まった。また、移籍金は5470万ユーロ（約88億円）に上り、さらに600万ユーロ（約10億円）のボーナスも付帯すると伝えられている。

ユヴェントス加入の決まったコープマイネルスは「ようやくここに来られてとてもうれしい。長い時間がかかった。今、僕たちは勝利に向けてみんなで協力して取り組まなければならない。ユヴェントスはセリエA最高のチームで、チームは良いスタートを切った」と話し、抱負を続けた。

「チアゴ・モッタとも話をして、攻守の両面で僕たちは上手くやっていきたい。僕は得点やアシストをすることが好きだけど、守備を助けることも好きだ。8番のユニフォームは僕にとって特別だからこの背番号を選んだ。僕はこの背番号をAZ時代から背負ってきた」