フィオレンティーナのアルゼンチン代表FWニコラス・ゴンサレスについて、アレッサンドロ・フェラーリSD（スポーツディレクター）がイタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで言及した。

ゴンサレスは今夏、チアゴ・モッタ率いる新生ユヴェントスの補強ターゲットとなっている。セリエA開幕節ではベンチ外となっており、所属先のフィオレンティーナはFWアルベルト・グズムンドソンを獲得したことから、移籍が近づいているように思われた。

しかし、フィオレンティーナSDは移籍報道に言及。現段階でゴンサレスのユヴェントス移籍を成立させるための条件が整っていないことを強調した。選手の売却を迫られる状況にもないことから、移籍期限まで適切なオファーが舞い込むまで待つ構えを示し、ユヴェントスにけん制する姿勢を見せている。

「移籍期間終了まであと8日間だが、まだ取引を実現するための基本的な条件が整っていないし、ニコを売る必要性もない。ラスト数日間で何が起きるのか見守っていきたい。適切な条件が揃うのを待っている。移籍金は4000万ユーロ（約65億円）かって？それは分からない」

また、フェラーリSDはラッファエレ・パッラディーノを迎えて臨む新シーズンについて語った。

「今シーズンは監督からシステム、選手に至るまで新しいことだらけの中で再出発する。そしてこれからやってくるであろう選手たちもいる。昨シーズンを上回る成績を残したい。パッラディーノについては、エリア内までの攻め方やフィニッシャーへのボールの運び方が非常に気に入っている。攻撃のアプローチが良く、大きく期待している」