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FC東京vs東京Vの見どころ:「決着をつける試合」。歓喜に包まれるのは青赤か、緑か

  • FIy999 2024/08/15 08:02
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「決着をつける試合」。歓喜に包まれるのは青赤か、緑か


今季二度目の“東京ダービー”が、味の素スタジアムで行われる。今回はFC東京がホームとして東京Vを迎え撃つ。夏休みど真ん中で4万人近いファン・サポーターが集う可能性のある一戦は、高い注目が集まる。東京のクラブとしてのプライドを示し、笑うのは青赤と緑、どちらのチームだろうか。


J1の舞台では16年ぶりの激突となった4月の前回対戦は、お互いの意地がぶつかり合う激闘となった。先手を奪ったのは、今季からJ1に復帰を果たした東京Vのほうであった。28分に見木 友哉が自ら獲得したPKを蹴り込んで先制すると、33分には宮原 和也のクロスを染野 唯月が右足で見事に合わせて追加点。完全にペースを掌握し、最高の形で前半を折り返した。


しかし、後半に入ってゲームが一変する。前半のうちに退場者まで出してしまったFC東京が、交代策で流れを引き寄せると、68分に白井 康介のロングドリブルからのクロスを途中出場の遠藤 渓太が蹴り込み、1点を返す。そして、流れを引き寄せたまま迎えたアディショナルタイムに、遠藤が左足でファインゴール。FC東京が土壇場で追いつき、2-2のドロー決着を迎えた。


そのゲームから4カ月が経って迎える今節を「決着をつける試合」と語ったのは、FC東京の遠藤だ。「お互いにここ数試合は調子が良くないと思うけど、これまでの前後関係とかは関係ない。どんな手を使ってでも最後に勝っていないといけない相手。お互いのサポーターの思いや因縁、歴史があってのダービーだと思うので、そういう環境で試合ができることを本当に幸せに感じながらプレーしたい」と意気込み、「前回の試合があった以上、自分が注目されると思うけど、それならなおさら、もう一発決めてやりたい」と力強く語った。


FC東京としては、3試合勝ちなしの状況で迎える今節のダービーは、まさに正念場。上位陣との差は少し開いてしまったが、ここで踏みとどまることができるか、重要な一戦となる。


対する東京Vからしても、リーグ戦では今季初の連敗中のシチュエーションで迎えるゲームとなるだけに、ただでさえ気合いの入る一戦が、より重要度の高いゲームとなる。降格圏とは6ポイント差。残留争いに巻き込まれないためにも、最少で連敗を止めたい。


FC東京というクラブの創設に関わり、かつてはそのトップチームで指揮を執ったこともある城福 浩監督にとっては、誰よりも気合いが入るゲームとなる。昨年度の天皇杯3回戦ではPK戦までもつれ込んだ末に敗れ、今季前半戦の対戦では手中に収めた勝利がその目前でこぼれた。東京Vの監督として初めて乗り込む“FC東京のホームスタジアム”(※昨年度の天皇杯は味スタで行われたが、中立地扱い)で会心のガッツポーズを見ることができれば、いよいよそれは緑が歓喜に包まれているときである。

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