ブライトンに所属する三笘薫が、現地時間10日に行われたプレシーズンマッチのビジャレアル戦で、2ゴールに絡む活躍を見せた。

2024－25シーズンのプレミアリーグ開幕が1週間後に迫ったブライトンは、本拠地の『アメックス・スタジアム』に、同じくラ・リーガ開幕を翌週に控えるビジャレアルを迎えた。三笘は左サイドの2列目で先発した。

　この試合最初のチャンスを作ったのはビジャレアル。キックオフ直後のプレーで、スルーパスに抜け出したアルノー・ダンジュマがボックス左から右足でシュートを狙ったが、ここは右ポストに嫌われる。

　対するブライトンは14分、ピッチ中央付近でルーズボールを拾ったジョアン・ペドロがボールを持ち運び、左サイドへ散らすと、並走していた三笘がドリブルをスタート。カットインで相手を引き付け、マイナスへ繋ぐと、最後はJ・ペドロが左足一閃。豪快にミドルシュートを突き刺し、ブライトンが先手を取った。

　勢いに乗るブライトンは39分、敵陣で顔を上げたヤンクバ・ミンテがボックス右のスペースへスルーパスを送ると、抜け出したダニー・ウェルベックが右足でゴールネットを揺らす。ブライトンが2点リードで前半を折り返した。

　後半に入ると、三笘が自らゴールに迫るシーンを作る。自陣左サイドで前を向いたバレンティン・バルコが左足で浮き球のスルーパスを送ると、このボールに三笘が反応。スピードを上げて、自らフィニッシュまで持ち込むも、決め切ることはできない。続く70分には、ゴール前でセカンドボールを拾った三笘が右足を振り抜くも、ここはGKに防がれる。だが、こぼれ球をミンテが押し込み、ブライトンが3点目を挙げた。

　終盤に入った84分には、ウェルベックがPKで自身この日2点目を決めて勝負あり。試合はこのまま4－0でタイムアップを迎え、ファビアン・ヒュルツェラー新監督の下、ブライトンが新たなシーズンの開幕に向けて弾みをつけた。なお、三笘は74分までピッチに立ち、シモン・アディングラと交代した。

　前記のとおり、来週からプレミアリーグ、ラ・リーガはともに開幕。ブライトンは17日に敵地でエヴァートンと、ビジャレアルは19日にホームでアトレティコ・マドリードと、それぞれ対戦する。

【スコア】

ブライトン　4－0　ビジャレアル