イブラヒモヴィッチ「自分自身が神」。その信念の裏にある悲しい過去を明かす
- Merlin 2024/08/07 10:29
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フットボール界のレジェンドであるズラタン・イブラヒモヴィッチ氏が、自身の信念を形成した過去の出来事を明かした。
現役時代にアヤックスやユヴェントス、インテル、バルセロナ、ミラン、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドなどメガクラブを渡り歩いたイブラヒモヴィッチ氏。昨年に引退するまで数々のスーパーゴールやピッチ外でも名言を残し、多くのファンを魅了した。
現在ミランの幹部としてシニアアドバイザーを担っているイブラヒモヴィッチ氏は『The Athletic』のインタビューで、自身のルーツやタトゥー、信念などについて言及。カトリックのクロアチア人の母とイスラム教徒のボスニア人の父の間に生まれたイブラヒモヴィッチ氏は、2歳の頃に両親が離婚。不安定で貧しい幼少期を過ごしたが、それが自身の強靱なメンタリティを形成づけた要因でもあると話した。
「両親は俺に規律を教えてくれた。父に育てられたが、母親のところにはいつも行っていた。父は俺に規律を教え、それを今日まで守ってきた。自分の子供にも規律は伝えている。例えば父が『20時までに帰るように』と言えば、俺は1分も遅れることはなかった。1分でも遅れれば罰を受けるのがわかっていたからだ」
「教育の方法はそれぞれの家庭次第だ。俺の家では、それは厳しいものだった。両親が過酷な環境で育ったこともあるだろう。両親が出会った後に戦争もあったし、当時の環境は厳しかった」
そして、自身の宗教心について信仰深いのか尋ねられたイブラヒモヴィッチ氏は、「いや。俺が信じているのはリスペクトだ」と口にし、自身の兄弟が白血病で亡くなった過去を明かした。
「俺の兄弟は白血病で亡くなった。彼を助けてくれる神はどこにいたんだ? 人はそのようなとき、毎日、神に感謝し、祈りを捧げるものだ。しかし、神はどこにいたんだ? 自分の世界の中では、自分自身が神だ。それが俺の考えであり、信念だ」
また、イブラヒモヴィッチ氏は仏教のマントラを含む、より多くのタトゥーを背中に彫っている理由については「いつも見ていると飽きるからだ。こうすれば(背中なら)飽きない」と語っていた。
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