を搔き立てる「タナカのような質の高い選手はまだいる」【パリ五輪】
- 天使の翼 2024/08/01 06:19
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なでしこジャパンは現地時間7月31日、パリ五輪のグループステージ最終戦でナイジェリアと対戦し、3-1で快勝。スペインとの初戦は1-2で落としたものの、2連勝で盛り返し、C組2位で準々決勝進出を果たした。
気になる次の相手は、B組1位のアメリカだ。ワールドカップ(W杯)で4度優勝、五輪でも金メダル4回、銀メダルと銅メダル1回と圧倒的な実績を誇る大国であるうえ、日本との間には浅からぬ因縁がある。
アメリカの大手メディア『CBS SPORTS』もこの関係性に着目しており、「アメリカ対日本:2024年パリ五輪準々決勝の一戦は、歴史的ライバル関係の最新章となる」と題した好奇心を掻き立てる記事を掲載。「日米は過去10年ほど、象徴的な決勝で何度も対戦してきた」と切り出し、次のように綴っている。
「両国は2011年から15年にかけて、2度のW杯と2012年のロンドン五輪の決勝で戦った。初戦は日本が制し、後の2戦はアメリカが勝利したなか、その伝説は試合終了のホイッスルが鳴った後も長く語り継がれている。日本の2011年W杯優勝とアメリカの2015年W杯優勝は、それぞれに新たな土台を築かせ、その後10年間、各チームの浮き沈みにかかわらず、トップレベルでの関連性維持を可能にした」
スペインが優勝した昨夏のW杯では日本が8強、アメリカが16強止まりとまった。この結果を含め、両国の現在の状況に関しては、こう伝えている。
「互いにどの国とでも互角に戦える熾烈なライバルとしての地位を維持してきたが、女子サッカーの競争激化が事態をより複雑にしている。昨年に最終的にW杯を制したスペインを0-4で下したのをはじめ、日本はここ数年、大きな大会で傑出したパフォーマンスをいくつも見せている。当面はメジャー大会でどこまで勝ち進めるか疑問が残るが、ミナ・タナカ(田中美南)のような質の高い選手はまだいる。
アメリカについては、世界最高のチームの1つに変わりはないものの、昨年のW杯で残念なラウンド16敗退を喫した後、再建の真っ只中にある。エマ・ヘイズが監督に就任してまだ日が浅く、他のトップチームに対してどのような位置にいるのか、正確に評価するのは難しい。土曜の日本戦では、オッズメーカーに有力視されるかもしれないが、拮抗した試合になりそうだ」
新たな歴史の幕開けとなる今回は、どんなドラマが生まれるだろうか。意地とプライドをかけた熱き戦いに期待したい。
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