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名古屋vs新潟の見どころ:踏ん張りどきの名古屋。出場機会に飢える若手たちよ、評価を覆せ

  • 市の南1991 2024/09/17 01:50
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国内に混乱を巻き起こした台風10号の影響で延期となった名古屋と新潟の一戦。残暑の厳しい中で、直近試合から中3日で迎えるこのゲームをどう乗り切るかが両チームにとって課題となる。


ホームの名古屋はJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝で広島と対戦。4日の第1戦は0-1で敗れたが、8日の第2戦は90分終了時点で1-0と2戦合計スコアがイーブンとなり、延長戦へ。そこでも決着がつかなかったが、PK戦を制し、準決勝への切符を獲得した。


しかし、14日に行われた明治安田J1第30節では、FC東京に1-4の大敗。ルヴァンカップで激闘を演じた反動で体力的にも厳しく、自分たちのやりたいサッカーを展開できなかった。


今節はホームで戦えるとはいえ、中3日の連戦。まずは主力メンバーのコンディションがどれだけ回復できるのかが注目される。そして、FC東京戦で大敗を喫してしまったため、少なくないメンタル面の影響もあるはず。ここがどれだけ立ち直れているかも注目。FC東京戦の失点の中には普段では考えられないようなミスもあった。連戦で心・技・体のすべてを整えることは難しいだろうが、前を向いて戦うしかない。


また、この新潟戦のあとには中3日で第31節・川崎F戦が控えているため、指揮官にはマネジメント力も問われる。夏の補強で選手層自体は厚くなっているが、上位チームのように2チームぶんの戦力があるわけではなく、特に守備陣は枚数もそれほど多くない。選手にはとにかく踏ん張ってもらうしかないというのが実情だろう。


ただ、より運動量が要求される中盤から前のポジションはある程度替えが利く。直近の試合では、8月にFC東京からの期限付き移籍で加入した徳元 悠平が契約の関係で出場できなかったが、腕を撫して出番を待っているはず。加入後初先発となったルヴァンカップ準々決勝第1戦では、得点にこそならなかったが大きなチャンスも作った。左サイドで優位に立ってチームを引っ張りたい。


若手に目を向けると、大卒ルーキーの倍井 謙がFC東京戦で短い時間ながらも、何度もドリブルを仕掛けてキレのある動きを見せていた。このところ出場機会が限られており、フラストレーションもたまっているはず。巡ってきたチャンスでしっかりと目に見える結果を出し、残り試合にも絡んでいきたい。そして、出場時間が延びていない若手たちにとっては、この連戦が今季最後のチャンスとなるかもしれない。練習からしっかりとアピールし、「期待しているほどの成長を見せていない」と言う首脳陣の低評価を覆す活躍を期待したい。


一方、10位の新潟は現在リーグ戦6戦負けなしと好調。町田とのルヴァンカップ準々決勝は第1戦で5-0と大勝し、第2戦は0-2で敗れたものの、2戦合計スコアで上回ってベスト4進出を果たした。


14日に行われたJ1第30節では湘南に3-1と快勝を収めて、10勝9分10敗、40得点・40失点と完全なるフラット状態となっている。J1での最高成績は2007年の6位。これを上回るためにも、今節も勝利を収めたいところだ。


松橋 力蔵監督は、湘南戦について課題はありつつも「良いリズムや、そこからサイドをうまく使って、形がどうあれ、しっかりと点を取りながら試合を進めることができた」と評価。名古屋の戦い方を考えると、今節もボールを保持して戦うことができるだろう。好調な攻撃陣がチームを引っ張れるか。


そんな両チームだが、ルヴァンカップの決勝で対戦する可能性がある。そうなった場合のためにもここで叩いておきたい。


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