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福岡vs町田:データに表れる互いの強み。カギはやはりセットプレー

  • Jリーグデータ 2024/09/12 10:22
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福岡は前節・神戸戦を0-2で落とし、8戦未勝利と苦しい状況にある。ただ、シーズン中盤戦までの粘り強い戦いで積み上げてきた勝点により、トップハーフをキープ。6位・横浜FMとの勝点差が『3』であることから、今季の目標である『6位以上』も十分に達成可能な状況にある。しかし、横浜FMは消化試合が1試合少ないことに加え、後続チームとの勝点差も小さく、今節で負ければ13位まで後退する可能性がある。今節はなんとしてでも9試合ぶりの勝利を挙げたい。


一方、町田は前節・浦和戦を2-2で終えたことで、広島に得失点差で上回られ、明治安田J1第15節から守ってきた首位の座を明け渡して2位に後退。3位・神戸との勝点差が『3』となったこともあり、リーグ制覇に向けて、今節は福岡同様に勝点3をなんとか手にしたい一戦となる。


そして、浦和戦後に行われたJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝では新潟と対戦し、2戦合計2-5で敗退となった。第1戦で退場した藤尾 翔太はルヴァンカップ敗退を受け、2試合の出場停止処分のうち未消化の1試合が今節に持ち越されることになったが、前節はオ セフンとエリキがそろってゴールを挙げており、大きなマイナス材料にはならないだろう。


今季一度目の対戦である第19節はスコアレスドローに終わっている。堅く守って素早く攻める、局面でのプレー強度と攻守の切り替えの早さを重視するという点で類似するチーム同士の対戦にふさわしい堅いゲームになったわけだが、今回もそうなる可能性が高い。そういうゲーム展開の中でポイントになるのはやはりセットプレーだろうか。


町田は総得点43のうち19点がセットプレー絡みのもの。その19点のうちスローインを起点とした得点が8点。福岡の長谷部 茂利監督も「ロングスローでやられないようにしたい。町田のロングスローはCKに近いものがある。回数が多いぶん、チャンスになる可能性も高い」と、数字に表れる町田の武器を強く警戒している。警戒されながらも、いろいろな工夫を加えながら得点につなげてきたのが町田なので、今回もその強みを生かそうとしてくるはずだが、一方の福岡はセットプレー時の守備には自信を持つ。


福岡は総失点30のうちセットプレー絡みの失点は7点。その割合は23.3%。J1・20チームの半数以上が30~40%台を記録する中で、セットプレー絡みの失点を最少の割合で抑えているのだ。前々節・G大阪戦でCKから1失点を喫したことで、セットプレー時の集中力は再度高まっている状態なので、町田の武器を抑えられるという自信が守備陣の中にはある。


福岡が9試合ぶりの勝利を挙げ、『6位以上』という目標達成に向けた巻き返しへの契機とするのか、それとも町田が3試合ぶりの勝利で首位奪還を果たすのか。ベスト電器スタジアムでの一戦は18時キックオフ。

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