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甲府1-1川崎:土壇場で追いついた川崎F。2戦合計スコアで甲府を上回る

  • FIy999 2024/09/09 02:13
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JリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第1戦は川崎Fが1-0で勝利。90分においては川崎Fが引き分け以上、甲府が2点差以上の勝利で準決勝進出が決まり、甲府が1点差でリードして90分を終えれば延長戦、それでも決まらない場合はPK戦で決着をつける第2戦。先制点が重要な意味を持つこともあってか、前半はしばらく緊張感のあるこう着状態が続いたが、この試合の均衡を破ったのはホームの甲府だった。


CKから荒木 翔が放ったシュートが相手に当たって、続いた31分のCK。左から荒木がファーサイドに送ったボールを孫 大河がヘディングで押し込んだ。甲府がこの試合で先制するとともに、2戦合計スコアで同点に追いついた。


その後は勢いのまま逆転を狙うべく甲府が相手陣でのプレーを増やしていったが、徐々に川崎Fもポゼッションにロングボールを織り交ぜながら陣地を回復していく。


40分には家長 昭博が右サイドからゴール前に送ったクロスに一瞬のスピードで抜け出したマルシーニョが左足で合わせるが、GK渋谷 飛翔のセーブに遭う。そのこぼれ球に反応した脇坂 泰斗のシュートも飯田 貴敬にブロックされ、川崎Fはゴールを奪えなかった。


後半に入るにあたって、川崎Fは選手交代。三浦 颯太(元甲府)からファンウェルメスケルケン際(甲府の育成組織出身)と、甲府にゆかりがある選手同士の交代に。ファンウェルメスケルケンは右SBに入り、前半は同ポジションでプレーした橘田 健人が左に回った。


次の1点が勝負を決めてもおかしくない中、後半は攻める川崎F、守る甲府という構図が明確になった。川崎Fは多くの時間でフィールドプレーヤー全員が相手陣に入り、攻撃を仕掛ける。2戦合計スコアではまだ同点という状況であるため、甲府も決して守備一辺倒ではなくカウンターを狙ったが、ゴールに迫る機会は川崎Fが明らかに多かった。


川崎Fは71分に遠野 大弥とエリソン、80分に瀬川 祐輔と攻撃的なカードを切り、勝ち越しを狙う。76分、82分にはエリソンがチャンスを迎えるが、シュートは枠を捉えられず。88分には河原 創のCKから、相手が頭でクリアしたボールが後ろにそれてポストに直撃するが、こぼれ球には誰も反応できず、ゴールは奪えない。


甲府は、79分に関口 正大とともにピッチに入ったピーター ウタカを狙ってカウンターを仕掛ける。ピーター ウタカは最前線で複数回ボールを収めたが、川崎Fの夏の新戦力・セサル アイダルの粘り強い守備などに阻まれた。


そして時間は刻一刻と後半終了へと近づき、90+3分だった。右サイドの低めの位置でボールを持ったファンウェルメスケルケンがクロス。相手DFとGKの間の絶妙な位置に送られたボールを、左サイドから中央に入っていた遠野がダイビングヘッドで合わせる。鮮やかな流れに渋谷も手を伸ばし切ることができず、ボールはゴール左に吸い込まれた。これで2戦合計スコアは2-1となり、川崎Fが土壇場でリード。


そのまま試合は終了し、川崎Fが劇的な展開でベスト4に進出した。

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