大分も山形も前節から先発２人を入れ替えてのスタート。立ち上がりから流動的にボールを運ぶ山形がペースを握る。５分には小西 雄大がミドルシュートで狙うも、枠の右。粘り強く対応する大分も13分には右CKの流れから分厚い攻撃を仕掛けるが、安藤 智哉のミドルシュートは相手にブロックされた。15分に香川 勇気が放ったシュートもわずかに枠の右へ。20分には山形のディサロ 燦シルヴァーノのシュートがGK濵田 太郎に阻まれ、26分には大分・松尾 勇佑のクロスが際どいところでクリアされる。

激しい攻防が続く中で先制したのは山形。28分、土居 聖真のシュートは一度は濵田に防がれたが、こぼれ球をもう一度狙うと、シュートは相手に当たって軌道を変え、ゴールへと吸い込まれた。ビハインドを負った大分はショートカウンターやセットプレーで再三にわたりボールをボックスへと送るが、水際で体を張る山形の守備をこじ開けることができない。激しく攻めるうちに伊佐 耕平が負傷し、41分に鮎川 峻との交代を余儀なくされた。45分の安藤のシュートも枠を捉え切れず、試合は０－１で折り返す。

大分は50分と52分、松尾のクロスから立て続けにゴールに迫るが、得点には至らず。54分にも押し込みながら山形の牙城は崩れない。59分、イサカ ゼインに対応した香川が一発退場となり、大分は数的不利となった。それで与えたFKのデザインプレーから小西にグラウンダーのシュートを決められて２失点目を喫する。

大分は63分、髙橋 大悟と中川 寛斗をデルランと弓場 将輝に代え、［３－５－１］の形に。さらに71分には野村 直輝と松尾に代えて池田 廉と屋敷 優成を投入して［４－３－２］とした。山形は67分に土居を高橋 潤哉に代え、76分にはディサロ、髙江 麗央、國分 伸太郎を後藤 優介、松本 凪生、氣田 亮真へ、さらに85分には山田 拓巳を坂本 稀吏也に交代する。

激しく反撃を続ける大分だが、好機はことごとく相手の好守に阻まれ、87分には後藤 優介のFKからイサカに頭で仕留められ、点差はさらに広がった。試合はそのまま０－３で終了。大分は２連敗となった。