スターレ・ソルバッケン率いるノルウェーは、カザフスタンとの初対戦で2026年ワールドカップへの長い道のりをスタートさせ、今節で好成績を収めればプレーオフ進出の可能性を視野に入れてプレーしている。

オーストリアとスロベニアもグループB3に入っており、4チームすべてが競争力を発揮できるチャンスを狙っているが、そのためにはノルウェーが最近の競争力を大幅に改善する必要がある。

ノルウェーのサポーターはユーロ2024予選のスコットランド戦終盤の惨敗のフラッシュバックを未だに抱えていることになり、最終的に決勝進出を逃し、ジョージア戦でも勝ち点2を落とした。

前回のネーションズリーグで終盤に屈していなければ、プレーオフルートに後退できたかもしれないが、ノルウェーは開幕4試合で勝ち点10を奪ったにも関わらず、最後の2試合で敗れ、首位の座をセルビアに明け渡した。

こうした最近の成績は、ソルバッケンやスーパースター選手のアーリング・ハーランド、マルティン・ウーデゴーアにとって、今後3カ月間のパフォーマンスに対するプレッシャーを高めるだけだ。

まず第一に、ソルバッケン監督は前回の試合でデンマークに1-3で敗れたため、ノルウェー監督として2度目の連戦敗北を避けたいと考えている。

しかし、カザフスタンは素晴らしいユーロ2024予選を経て、国際舞台での上昇を続けようとしているので、簡単にはいかないだろう。

10戦6勝でカザフスタンは独立以来初の主要トーナメント出場権をほぼ手に入れたが、最終的には自動予選まで4ポイント及ばずに終わり、プレーオフに落ち、ギリシャに大敗した。

モルドバに勝利してリーグDへの降格を生き延びたわずか数週間後、スロバキアにホーム＆アウェイで勝利し勝ち点13でセクション首位に立ったことで、2022年にリーグCからの昇格を勝ち取ることでプレーオフ出場権が確保された。

彼らをリーグB初戦に導いたのはスタニスラフ・チェルチェソフ氏だ。2018年のホームワールドカップでロシアを指導し、準決勝まで苦悶の末に追い込んだが、PK戦でクロアチアに敗れた。

チェルチェソフ監督の最初の目標は、6月にアルメニアとアゼルバイジャンに親善試合で敗れた後、これまでのところ2024年の各試合が敗北に終わっていることから、現在の連敗を4で止めることだろう。