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鳥栖vs湘南の見どころ:縮めるか、突き放すか。未来を左右する重要な戦い

  • FIy999 2024/08/30 02:18
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2月に開幕した明治安田J1の戦いも、いよいよ残り10試合を迎える(※試合中止による未消化チームを除く)。駅前不動産スタジアムでは、19位・鳥栖が勝点5差で残留圏内に位置する17位・湘南との一戦に臨む。鳥栖にとっては残留圏内との勝点差を縮められるか、それとも、8差に突き放されるのか。残留の可否を大きく左右する重要な一戦だ。


鳥栖は前節、アウェイで神戸と対戦。システムをそれまでの[4-2-3-1]から変更し、初めて[3-1-4-2]をスタートから採用。課題となっていた前半の失点と立て続けの失点を防ぐために、守備的なシフトで臨んだ。しかし、「選手たちのアグレッシブさを削いでしまったかなという感覚が自分の中にはあった」と木谷 公亮監督が悔やんだように、守備を意識し過ぎるあまり、攻守にアグレッシブな姿勢が消失。守備の時間が長くなったことで疲弊し、粘り切れずに前後半で1失点ずつを喫してしまった。2点のビハインドを負ってからは途中出場した選手たちの奮闘もあって反攻に出たが、守備を固める神戸を打ち破るまでには至らず。天皇杯ラウンド16・山口戦を含めて公式戦3連敗となってしまった。8月上旬に監督交代に踏み切った鳥栖だが、新体制発足後、公式戦でいまだ勝利がなく(1分3敗)、苦しい船出となっている。


対する湘南は前節、ホームで名古屋と対戦。立ち上がりにCKから失点を喫してしまうと、そこから守備意識を高める名古屋のブロック守備に苦戦。失点後のほとんどの時間でボールを握り、主導権も掌握したものの、後ろ重心でゴール前に人数を割いて堅く守る名古屋を最後までこじ開けることができず。7月には公式戦4連勝を記録するなど絶好調だったが、8月に入ると公式戦1勝1分3敗と失速気味。8月最後の一戦で勝利し、追いすがる降格圏内の鳥栖を突き放したいところだ。


J1での過去の対戦成績は鳥栖から見て5勝7分7敗ときっ抗しているが、鳥栖はホーム戦では1勝4分4敗と分が悪い数字となっており、最後にホームで湘南に勝利したのは2013年の第25節まで遡らなければならない。湘南がJ2にいた時期もあっただけに対戦数自体がそこまで多くはないが、鳥栖としてはイヤな過去のデータと言えるだろう。昨季は開幕戦でホームにおいて1-5の大敗を喫したが、アウェイでは6-0で勝利し、やり返したことは記憶に新しい。今季はアウェイで1-2と敗れているだけに、今回はホームでリベンジを果たしたいところだ。


鳥栖にとっては残留の行方を占う重要な一戦。木谷監督も「言わずもがな、というか誰しもがたぶん、この試合の重要性は分かっていると思います」とサバイバルマッチであることを理解している。湘南としても鳥栖を蹴落とせなければ状況は厳しくなるだけに、戦術を超えた気迫がぶつかり合う側面が強くなるだろう。


来季戦うステージに大きな影響を与えるであろう一戦。生存への強い意志で相手を上回るのはどちらのチームか。

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