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C大阪vsG大阪の見どころ:トンネルの中で相対するライバル。抜け出すのはどちらだ

  • FIy999 2024/08/30 02:13
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8月の最終日、ヨドコウ桜スタジアムではリーグ戦48回目の“大阪ダービー”が行われる。互いの意地とプライドが激突する一戦。大阪の覇権を握るのはどちらか、単なるリーグ戦の1試合とは割り切れない重みを持つ大一番の火ぶたが切られる。


現在、9勝11分8敗で8位のC大阪に対し、G大阪は13勝9分6敗で5位。ともに1ケタ順位だが、C大阪は7試合未勝利、G大阪も5試合未勝利と、しばらく白星から遠ざかっている。8月は両チームともリーグ戦で勝利がなく、アウェイのG大阪は4試合連続引き分け中。夏の中断期間明け初戦の明治安田J1第25節・FC東京戦、第26節・柏戦でスコアレスドローを演じたあと、前々節・神戸戦、前節・福岡戦はいずれも2-2の引き分けに終わった。ただし、直近2試合は二度先行されながら追いつくなど、粘り強さは発揮している。今節こそ6試合ぶりの勝点3を奪い、上位を追走したい。「(残り)全部勝てば優勝が見えると思うので、全部勝ちにいきたい。(“大阪ダービー”に向けては)個人的な思いは置いて、チームが向かうべきところに行くために自分の出せるものをすべて出したい」と話すのは、昨季まで2シーズン、C大阪でプレーしていた鈴木 徳真。首位・町田との勝点差は『6』。まだまだ十分、射程圏内にいるだけに、“大阪ダービー”ではずみをつけ、“追撃の狼煙”を上げていきたい。


ホームで迎え撃つC大阪は、G大阪以上に苦しい状況にある。中断期間明け初戦の第25節・町田戦こそ0-0で勝点1を得たが、続く第26節・広島戦から3連敗。広島戦は0-2、前々節・京都戦は3-5、前節・横浜FM戦は0-4と複数失点が続いており、攻守に課題を抱えている。きっ抗した内容で試合を進めていても、失点を喫すると一気に浮き足立ち、連続失点する傾向も。終盤は反撃に出るべく攻撃的な選手を矢継ぎ早に送り込む小菊 昭雄監督だが、逆にポジションバランスを崩し、傷口を広げる結果にもつながっている。この負のスパイラルを止めるためには、先制し、自らのペースで試合を展開していくことが重要。「ダービーに勝って、自分たちの自信、勢いを取り戻したい。このタイミングでG大阪と対戦できることをポジティブに捉えて、勝つことだけを考えて臨みたい」と指揮官は意気込む。


近年はC大阪が5連勝を収めるなど圧倒的優位に立っていた“大阪ダービー”だが、G大阪のホームで行われた今季の第12節は宇佐美 貴史のゴールが決勝点となり、G大阪が1-0で勝利。リーグ戦の“大阪ダービー”としては10試合ぶりに勝利した。今節、G大阪がシーズンダブルで復権を果たすか。C大阪が前回の借りを返し、優位な時代を継続するか。“大阪ダービー”全体の流れを考えても重要な一戦だ。


チケット完売の大一番だが、気がかりなのが、台風10号の進路だ。試合当日に関西地方を直撃する恐れもあり、影響を受ける可能性が高い。試合開催可否の最終決定は、試合前日30日(金)のお昼12時、C大阪の公式ホームページおよび公式Xにて発表される予定となっている(台風10号の進路予報・状況次第では最終決定が前後する場合もあり)。予断を許さない状況の中、安全第一に行動していただきたい。

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