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東京V2-1鹿島:東京Vが久しぶりに“歓喜”。その中心は山見大登

  • Jリーグ試合後のニュース 2024/08/26 03:53
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夏休みの日曜日に行われたナイトゲーム。多くのファン・サポーターが詰めかけた味の素スタジアムで、東京Vが鹿島を迎え撃った。


守備時には[5-2-3]、[5-4-1]で構える東京Vと、[4-2-3-1]の鹿島。集中力高く入った両チームによる緊迫した展開が続く。前半の飲水タイムまではともにシュート1本。鹿島は名古 新太郎や仲間 隼斗が斜めのランニングで東京Vの最終ラインの裏を突いていく。そこにボールが入ってから、7分に右SBの濃野 公人がシュートを放った。東京Vの1本は、シャドーの山見 大登がニアゾーンに走った木村 勇大にパスを通し、そこから放ったものだった。


鹿島はボランチの柴崎 岳が前向きでボールを持つと、際どいボールを入れて東京Vを脅かす。柴崎は状況を見ながら全体を落ち着かせ、また押し上げる役割も担った。鹿島にとって前半最大のチャンスは36分。セットプレーが続いた流れで得た左サイドのFKだった。名古が入れたボールをニアで濃野がすらすと、ゴール右端にシュートが飛ぶ。これは東京VのGKマテウスが間一髪のセーブで防いだ。


東京Vは奪ってからの速い攻撃で活路を見いだそうとした。前半終了間際、カウンターから山田 楓喜が高い位置で受ける。これは鹿島に止められたが、主審はアドバンテージのシグナル。ボールを拾った齋藤 功佑が左サイドの山見に通すと、山見はフェイントを入れつつゴールを狙う。放ったシュートはポストを叩いて決まらなかった。前半はスコアレスで折り返した。


得点の香りがした前半終盤の流れそのままに、後半は序盤からともにチャンスを作り出す。


51分、東京Vはカウンターから左サイドで受けた山見が右足でフィニッシュ。これはGK早川 友基に防がれる。鹿島は52分、同じくカウンターから濃野が中央で待つ仲間に渡すと、仲間が左足で狙う。これは対峙したマテウスにストップされた。


ともにカウンターを打つオープン気味の展開になった中、63分に先制点が生まれる。綱島 悠斗が大胆な持ち出しからバイタルエリアまで攻め上がると、右サイドに移っていた山見に素晴らしいパスを通す。GKとの1対1になった山見は、ニアの上に強烈なシュートを蹴り込んだ。


優勝争いの中で負けられない3位の鹿島は、59分の藤井 智也投入に続いて、66分に田川 亨介を送り出し、攻めに出る。72分、右サイドからのクロスの流れで、濃野がヘディングで狙う。マテウスに防がれたが、再び濃野がシュート。しかし、これもマテウスの素晴らしい反応によって防がれた。


ピンチのあとにはチャンスあり。飲水タイムを挟んで迎えた75分、セカンドボールを拾った齋藤が左足でシュート。早川にはじかれたが、その先に走り込んでいたのは山見だった。ゴールに蹴り込み、ホームチームが2点のリードを奪った。


89分、VARのサポートによって綱島のハンドが宣告され、鹿島にPKが与えられる。これを蹴るのは鈴木 優磨。しっかりと決めて、鹿島が1点差にした。


アディショナルタイムは11分。攻め込まれる場面はあったものの、東京Vは変わらず強度高く守り切り、2-1で試合が終了した。明治安田J1第24節・福岡戦以来となるゴールを記録し、7試合ぶりの複数得点もマーク。そして、4試合ぶりの勝点3を手にした。鹿島はこれで3試合勝利がない。

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