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エスパニョール 0-1 レアル・ソシエダ:久保建英が試合を決める!

  • Echofootball 2024/08/25 01:50
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24日のラ・リーガ第2節、レアル・ソシエダは敵地RCDEスタジアムでのエスパニョール戦を1-0で制した。MF久保建英は66分から出場し、80分にこの試合の決勝点を記録している。


ル・ノルマン&ミケル・メリーノの退団、そして開幕節ラージョ・バジェカーノ戦を低調なパフォーマンスによって1-2で落とすなど、悲しみと不安を感じさせるニュースが絶えないソシエダ。イマノル監督はこの昇格組エスパニョールとの一戦で、調子を上げるべく少しの変化を起こしている。


ソシエダ指揮官は久保をベンチスタートとして、新加入のU-23スペイン代表DFセルヒオ・ゴメスを右ウィングとして起用。中盤に右からスビメンディ、ブライス、トゥリエンテス、前線にS・ゴメス、オヤルサバル、ベッカーを並べている。久保のスタメン落ちはパリ五輪優勝選手のS・ゴメスを試すほか、28日(水)にラ・リーガ第3節アラベス戦を控えている状況も踏まえて決断したことだろう。


前半は縦に速い攻撃を仕掛けるエスパニョール、ボールを保持してゴールを狙うソシエダとそれぞれの特徴がよく表れた内容に。ただ、どちらの攻撃もアタッキングサードで精度を欠き、チャンスの数自体は乏しかった。そうした中で存在感を発揮したのは、S・ゴメス。左サイドで、優れた技術と適切な判断を武器にエスパニョール守備陣を切り崩し、ミドルシュートやフリーキックで自らゴールを狙っている。


試合はスコアレスのまま後半に突入。ソシエダは前半同様ボールを保持しながら先制点を目指すもゴールが遠く、反対にエスパニョールの速攻に苦しみ、彼らの決定力不足に助けられて何とか無失点を維持した。


イマノル監督は66分に選手交代を敢行。トゥリエンテス、ブライス・メンデス、オヤルサバルを下げて久保、オラサガスティ、サディクをピッチに立たせている。


いつも通り右ウィングとしてプレーした久保は(S・ゴメスは右インサイドハーフに)、この限られた時間の中で見事に結果を出した。80分、右サイドでボールを保持した日本人MFは、切れ味鋭いドリブルでエスパニョールのDF2枚を抜き去りペナルティーエリア内右に侵入。左足で強烈なシュートを放ち、GKジョアン・ガルシアを破っている。RCDEスタジアムの客席は久保のゴールで一気に静寂に包まれ、そしてブーイングの指笛が吹かれた。


ソシエダはこの1点のリードを最後まで守り切って、今季公式戦初勝利を飾っている。この夏、悲しみと不安を募らせてきたソシエダのサポーターに勝利という良いニュースを届けたのは、希望の火を灯したのは、正真正銘のゴラッソ(ファインゴール)を決めた久保だった。

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