チェルシーで構想外となったFWラヒーム・スターリングに対し、アストン・ヴィラが関心を寄せているようだ。

2022年夏にチェルシーへと加入し、これまで公式戦81試合で19ゴールを挙げてきたスターリング。しかし、エンツォ・マレスカ新監督の下で迎えた18日のプレミアリーグ開幕戦でメンバー外に。すると、キッキオフ直前に代理人側が「状況を明確にして欲しい」と声明を発表するなど、物議を醸していた。

しかしその後、チェルシーはスターリングが昨季まで着用していた背番号7を新加入FWペドロ・ネトに与えることを決定し、29歳FWは背番号を剥奪される形に。また、マレスカ監督も会見で構想外であることを明言した。『The Athletic』などは、スターリング側も移籍市場終了までに退団することを熱望していると伝えている。

そんなスターリングに対し、アストン・ヴィラが関心を示しているようだ。イギリス『ガーディアン』によると、今季チャンピオンズリーグに挑戦する同クラブは移籍市場終了までにもう1人アタッカーを加えることを望んでおり、スターリングをリストアップしたとのこと。しかし、チェルシーと3年契約を残すことや週給32万5000ポンド（約6200万円）を受け取っていることがネックになっているという。それでも給与面の問題が解消した場合、レンタルでの獲得に動くようだ。すでにクラブ間での接触があったことも伝えられている。

なお、チェルシーとアストン・ヴィラはスターリング以外の選手についても継続的に連絡を取っており、以前にはコナー・ギャラガー（アトレティコ・マドリー移籍決定）やオマリ・ケリーマン（チェルシー移籍決定）に関して交渉を行っていた模様。さらに、現在はジョン・デュランの関する話し合いも続いているという。移籍市場閉幕まで残り1週間近くなったが、今後の動向に注目だ。