藤枝vs山形の見どころ:ともにつなげたい良い流れ。主導権掌握がキーポイント
- Jリーグデータ 2024/08/23 02:13
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前節、藤枝は4位につけていた山口に3-0で完勝。そして、山形は3位の長崎に4-2で勝利。どちらも夏の新戦力が結果を出し、良いきっかけになりうる1勝だった。
だからこそ、お互いに今節へ良い流れをつなげたいという思いが強い。山形は10位、藤枝は12位と若干の順位の差はあるが、勝点は『36』で並んでおり、J1昇格プレーオフ圏の6位とは勝点8差。昇格を目指すチーム同士が、今後の命運を大きく分ける一戦として臨む大一番だ。
2戦続けてのホームゲームとなる藤枝にとって、前節は「今まで私が率いている中で最高のゲーム」(須藤 大輔監督)とパフォーマンス的にも非常に良い感触が得られた。ただ、それを連続して表現できないのがチームとしての課題の1つ。そのため、「山口戦の継続だけでなく、プラスαを重ねなければいけない」と須藤監督は言う。上り調子の山形を倒すためには、山口戦以上のハイパワー・ハイエナジーを発揮しなければならない。
一方、ホームで2連勝して3戦ぶりのアウェイゲームに挑む山形は、前節で加入後3試合目の出場となった土居 聖真が山形での2点目となる先制点を決め、ディサロ 燦シルヴァーノが加入後初得点。チームトップスコアラーの高橋 潤哉は今季8点目、直近4試合で3点目となるゴールを決めた。取るべき選手が点を取れているのは大きい。
渡邉 晋監督は「選手がよく頑張って、良いゲームだったと思います。ただ、われわれはこれに満足することなく、続けていくことにしっかりとエネルギーを注いで、次のゲームに臨んでいきたい」とコメント。藤枝の指揮官と同様に前節を評価しながらも、継続していくことを今節のポイントとして挙げた。
どちらもボールを保持したいチームだが、逆に受け身になると脆さも出やすい。そのため、ポゼッションでどちらが主導権を握るかによって試合展開も変わってくるだろう。まだまだ暑さが続く中で、どちらがより強いエネルギーを絞り出し、球際でも優位に立って自分たちの戦いに持ち込めるのか。キックオフ直後からの激しいバトルに注目したい。
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