湘南vs名古屋の見どころ:好調期から小休止。湘南復活のカギは両ストッパー
- FIy999 2024/08/23 02:08
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天皇杯ラウンド16でG大阪に2-3で敗れた湘南は、中2日で名古屋との試合に臨む。前節・柏戦(1●2)に続いて公式戦で敗戦を喫してしまっただけに、ここで流れを断ち切りたいところだ。
カギを握るのは、3バックの髙橋 直也と鈴木 淳之介。公式戦連敗を喫するまでは4勝1分と好調だったチームにおいて、両ストッパーの2人は相手のプレスをモノともしない配球やドリブルでの持ち上がりを見せ、優位性を生み出していた。しかし、柏戦では攻撃面がチームとしてうまく機能せず、不完全燃焼に終わってしまった。14分には鈴木 淳之介が相手のプレスをはがして左ウイングバックの吉田 新につけ、吉田のクロスから鈴木 章斗が決定機を迎えた。そうしたプレーをいかに増やせるかが重要だ。愛知県に隣接する岐阜県各務原市出身の鈴木 淳之介はなじみのあるチームとの一戦に向けて、特別な思いも少なからずあるだろう。そんな彼の奮起に期待したい。
そして、G大阪戦では相手のゴラッソとセットプレーでの2発に沈んだが、髙橋の持ち上がりをきっかけにゴールが生まれる場面もあった。「意図したボールの動かしはできたと思いますけれども、まったく怖さがなかったのは反省点」と山口 智監督からの要求はあったが、柏戦と比べて改善されたポイントはあった。
今節は中2日での試合。加えて名古屋は6月に行われた天皇杯2回戦で敗退していたため、通常のサイクルで今節に臨んでくる。日程的に不利な面があるが、まずはCBを交えたボール保持で主導権を握り、守備の時間を減らしつつ相手陣に押し込んでいく。そして、アタッキングサードでは狭い場所に差し込むパスと受け手の積極的なアクションを仕掛けていきたい。
名古屋にとっても、今節は挽回を期す試合になる。広島に1-2で敗れた前節終了後、長谷川 健太監督は「今日は本当に完敗だと思います。広島に球際や切り替えの部分で随分先手をとられたと思いますし、なかなか自分たちの時間というものを作ることができなかった」とコメント。シュート数も90分を通して4本と振るわず、攻守ともにうまく機能しなかった。
そんな中でポジティブだったのが、キャスパー ユンカーの約3カ月ぶりのゴール。右サイドからのクロスにヘディングで合わせ、「自分の仕事」(キャスパー ユンカー)を果たした。「キャスパー ユンカーというストライカーのことを皆さんに忘れられないで済んだというのは良かったと思いますし、自分の自信になったゴールだったと思います」と、キャスパー ユンカーはここからの“爆発”を匂わせるような発言を残している。チームの連敗を阻止し、白星を取るためにも背番号77にかかる期待は大きい。
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