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横浜FMvsC大阪の見どころ:競争活性化中。横浜FMはさらなる“加速”を狙う

  • FIy999 2024/08/23 02:06
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6位・横浜FMは、明治安田J1第28節で7位・C大阪と対峙する。横浜FMにとって、新たな国立競技場での初めてのホーム開催。アウェイの立場では四度戦い、3勝1敗と悪い印象はない。対するC大阪は、リーグ戦においては今回が初の国立での試合となり、装い新たになった“聖地”での初勝利を目指す。当日は5万人前後の来場が見込まれており、大きな盛り上がりが期待できそうだ。


横浜FMは前節、アウェイで川崎Fとの“神奈川ダービー”に臨んだ。序盤で主導権を握った中、0-0で折り返すと、後半は連動したビルドアップから西村 拓真がPKを獲得。58分にアンデルソン ロペスがそのPKを沈めて先制し、その2分後には西村がゴラッソを決めて追加点を奪う。79分には復帰戦となった畠中 槙之輔がダメ押しの3点目を挙げ、1点を返されたものの、2試合ぶりの勝利を手にして6位に浮上した。


前々節、ホームで昨季王者・神戸に1-2で屈したあと、「ホームでの敗戦は残念な気持ちでいっぱい。しかも逆転負けだ」とショックを隠し切れなかったジョン ハッチンソン監督だったが、川崎F戦後は打って変わり、「一人ひとりがポジション争いをしている中、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」とリバウンドメンタリティーを発揮した選手を手放しで称えた。


そして、今節までにチームに動きがあった。川崎F戦翌日の18日には村上 悠緋の徳島への期限付き移籍が発表され、シーズンイン当初、特別指定選手と2種登録選手を除いて30人いたフィールドプレーヤーは25人にダウンサイズされた。今後、控える連戦を戦う上では少し心細いスカッドではあるが、21日の天皇杯ラウンド16・長崎戦では川崎F戦から10人をターンオーバー。1点リードを許した後半アディショナルタイムに2得点を奪う劇的な逆転劇で勝ち切ったことは好材料だろう。


C大阪の中6日に対し、横浜FMは中2日となるが、この状況を踏まえればコンディションの大きな差はなさそう。むしろ、天皇杯の劇的勝利でポジション争いが活性化され、勢いは増したと言える。


今節は川崎F戦の先発組を中心に、出場停止が明ける主将・喜田 拓也を加えた布陣が濃厚だが、その主力組も大いに刺激を受け、高いモチベーションで臨むことは想像に難くない。今後も天皇杯をはじめ、JリーグYBCルヴァンカップ、9月に開幕するAFCチャンピオンズリーグエリートと多数のコンペティションが控えているだけに、熾烈なポジション争いを加速させる一戦にしたいところだ。


対するC大阪はホームで京都と対戦した前節、5失点して2連敗。6月30日の第21節・名古屋戦(2○1)での勝利を最後に、白星から見放されている。得点力が課題だった中、前節で3得点を奪って前進はあった一方、「個々の守備範囲、グループの守備、奪われ方が悪くて失点する、自分たちで首を絞める展開も反省しないといけない」と新たな問題が浮上し、小菊 昭雄監督の悩みは深い。


今季開幕当初は好調だっただけに、「ラスト11試合、上位争いができるのか、中位になるのか」(小菊監督)。正念場を迎えた中での“国立決戦”となる。

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