ローマ（セリエA）のパウロ・ディバラは、今夏にアル・カーディシーヤ（サウジ・プロフェッショナルリーグ）に新天地を求めるのだろうか。

ローマのパウロ・ディバラがサウジアラビアのアル・カーディシーヤ移籍で合意に達したようだ。『スカイスポーツ・イタリア』などが伝えている。

2022年までユヴェントスで活躍したディバラだが、度重なる負傷の影響などで契約は更新されることなく退団。その後、インテルなどからの関心があった中、当時ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマに加入し、2シーズンで公式戦77試合34ゴールを決める活躍を残して、2シーズン前のヨーロッパリーグ決勝進出などに貢献した。

しかし今夏、ディバラは去就に揺れている。契約最終年に突入した同選手に対しては近年大型補強を続けるサウジアラビア勢からの関心が届き、中でもアル・カーディシーヤが獲得に向けて動き出している。先日に移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は両者が条件面で合意に近づくと報じていた。

そんな中21日、『スカイスポーツ・イタリア』によると、ディバラは3年契約を結ぶことでアル・カーディシーヤと合意に達した模様。この契約には3年総額7500万ユーロ（約121億円）のサラリーが含まれており、さらに高額なボーナスも支払われるようだ。また、ディバラの代理人は今後、ローマの関係者と話し合いを行うとも予想されている。

なお、ディバラのローマとの契約に付帯していた1200万ユーロ（約19億円）の契約解除金はすでに期限が切れており無効に。アル・カーディシーヤは移籍金として契約解除金を大きく下回る300万ユーロ（約4億8500万円）程度、ボーナスを加えて最大で500万ユーロ（約8億900万円）のオファーを提示する見込みだ。