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鳥栖0-2山口の試合結果:格上を撃破した山口。クラブの歴史を塗り替える

  • Jリーグ試合後のニュース 2024/08/22 01:50
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維新みらいふスタジアムで行われた山口と鳥栖による天皇杯ラウンド16は、J2の山口が序盤に奪った2点を最後まで守り切って、2-0でJ1の鳥栖から勝利を収めた。


リーグ前節・藤枝戦から中3日の山口は、そこから先発を10人変更して臨む。一方、リーグ前節・札幌戦から中4日の鳥栖は、そこから先発を9人変更して臨んだ。


注目された試合の立ち上がり、両者ともに自陣に入ったボールをシンプルにはね返していく中で6分、山口がいきなりスコアを動かす。自陣でボールを握った佐藤 謙介が長いボールを相手の背後に送ると、これに反応した若月 大和が抜け出してゴールに迫り、右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。


先制を許した鳥栖がボールを握って押し込む中、山口は11分にカウンターを発動する。ボールを持ち運んだ若月がペナルティーエリア左からマイナス方向へ折り返すと、これを受けた山本 駿亮が左足でシュートを放ち、相手に当たりながらもゴールに吸い込まれた。山口が電光石火のごとく、2点をリードした。


ここから鳥栖が攻撃のギアを1段上げて、山口ゴールに迫っていく。28分には左サイドの深い位置まで進入してディフェンスラインとGK田口 潤人の間に鋭いグラウンダーのクロスを送り、ゴール前でフリーになっていたヴィニシウス アラウージョが右足で合わせたが、わずかに枠をそれた。


鳥栖がボールを握って相手陣に押し込んでいくが、山口は自陣で素早く守備ブロックを組んで中を閉める。鳥栖はロングスローやCKでゴールに迫ったものの、体を張る山口にはね返され、0-2で前半を折り返した。


ハーフタイムに鳥栖は3枚代えを実施。山口は交代なしで後半に臨む。


立ち上がり、2点のビハインドを負う鳥栖が攻勢に出るが、シュートは枠を捉えない。ボールを握って押し込む鳥栖と、ボールを奪ってカウンターに出る山口の構図になるかと思われたが、山口もボールを奪えば自陣からしっかりとつないでゴールに迫っていく。そして、山口がペースをつかむ。


56分、若月が右サイドの深い位置から鋭いクロスを入れると、ニアサイドで反応した末永 透瑛が頭で合わせる。しかし、これは惜しくもクロスバーを叩く。60分、若月がペナルティーエリアの左から左足を振り抜くが、鳥栖のGK岡本 昌弘が間一髪でセーブ。62分には右サイドを抜け出した若月が中央に折り返し、山本が右足で合わせるが、枠を捉えず。山口がJ1チームを相手に勇気を持って攻め込み、3点目を狙っていく。


66分、鳥栖が3枚代えを実施。鳥栖は68分にヴィニシウス アラウージョに代えて福田 晃斗を入れ、79分にはヴィキンタス スリヴカに代えて鈴木 大馳を入れる。山口も79分に交代枠を使い切り、いよいよ終盤に入っていく。


山口は後ろを5枚にして守備の集中力をさらに上げ、ゴール前に入ってくるボールに対して体を張ってはね返す。鳥栖はやや強引なプレーが目立つようになり、相手陣に入って個で突破しようとするが、食い止められてしまう。


アディショナルタイムは5分の表示。山口はしっかりと守備を固めて落ち着いて時計の針を進め、このままタイムアップ。初めて準々決勝にコマを進めた。

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