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G大阪vs湘南の見どころ:天秤にかかる休養と結果。ポヤトス監督の人選は?

  • FIy999 2024/08/20 01:45
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パナソニック スタジアム 吹田で開催されるG大阪と湘南による天皇杯ラウンド16は、ともに明治安田J1第27節から中3日の日程で行われる。双方にとってチーム力と指揮官のマネジメント力が問われる、ベスト8進出を懸けた一戦となる。


G大阪も湘南も直近のリーグ戦では勝利に恵まれていない。首位争いに名を連ねるG大阪はアウェイで前年リーグ王者の神戸に対して、二度先行を許しながらも後半のアディショナルタイムに中谷 進之介が執念の同点ゴールをマーク。「最後の最後まで戦い抜いた選手たちを褒めてあげたい」とダニエル ポヤトス監督は話し、宇佐美 貴史も「すごく成長を感じるというか、負けないチーム、逆境に強いチームになってきた」と、勝利こそ手にできなかったが、ポジティブな言葉を口にした。


天皇杯から中2日でリーグ次節・福岡戦を迎えることもあって総力戦で挑むことになるが、完全なターンオーバーで勝てるほど湘南は甘いチームでないことを指揮官も選手も身に染みて知っている。


パナスタに湘南を迎え撃った7月20日のJ1第24節では、湘南の3バックを封じるべく採用した変則的な[4-4-2]の布陣が不発。スコアこそ0-1と僅差だったが、湘南に対して良さを出すことができず、悔しい敗戦を喫している。


当然、ダニエル ポヤトス監督も前回対戦の経験を生かすはずだが、難しいのは選手のやり繰りである。直近2試合でメンバー外となっているイッサム ジェバリは負傷の可能性があり、福岡戦を考えればエースの宇佐美は温存したいところである。神戸戦の後半途中から起用された坂本 一彩ら若手の奮起は不可欠となる。また、ウェルトンは累積警告によって福岡戦は出場停止となるため、湘南戦での出場は濃厚。初めて経験する日本の夏の暑さに苦しみ、本来のパフォーマンスを見せ切れていないが、湘南を撃破する上で期待がかかる1人である。


3回戦ではJ3の宮崎に対して、GK一森 純を含めて最終ラインは主力組を送り出したダニエル ポヤトス監督だが、フル出場が続いている主力組の中谷 進之介と福岡 将太はできれば休ませたいところ。江川 湧清にチャンスが巡ってくるかもしれない。攻撃陣は爆発力があるとは言えないだけに、まずは不用意に失点を喫することなく、タフな湘南を迎え撃ちたい。


リーグ前節は柏に1-2で敗れ、降格圏内まで勝点1差と厳しい状況にある湘南にとっても、週末に控えたリーグ次節・名古屋戦を見据え、山口 智監督も頭を悩ますことになりそうだ。柏戦の後半途中から出場し、アディショナルタイムに一矢報いるゴールを決めた阿部 浩之を筆頭に、奥野 耕平や小野瀬 康介、鈴木 雄斗は古巣との一発勝負に当然高いモチベーションで挑んでくるはず。また、リーグ戦の対戦では好プレーを見せた髙橋 直也もG大阪ユース出身だけに、ピッチに立てば連戦の疲れをものともせず、勝利を目指してプレーするだろう。


今季リーグ戦では1勝1敗。ベスト8を懸けた三度目の対戦が、一段と熱い試合になるのは間違いない。

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