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鳥栖vs山口の見どころ:「ひるむことなく戦う」。山口がさらに塗り替えたいクラブの歴史

  • FIy999 2024/08/20 01:37
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維新みらいふスタジアムで行われる天皇杯ラウンド16は、明治安田J2で6位の山口と、J1で19位の鳥栖が対戦する。


ラウンド16には山口を含めてJ2勢が6チーム勝ち上がっている。昨年度はJ2の熊本が準決勝までコマを進め、一昨年度はJ2の甲府が初優勝を果たした。天皇杯を盛り上げるにはJ2勢の勝ち上がりが不可欠。クラブ初のラウンド16進出を果たした山口がジャイアントキリングを起こし、歴史をさらに塗り替えることができるか。まずはそこに注目したいところだ。


直近のリーグ戦を含めて、両者の現状を見ていきたい。


リーグ前節から山口は中3日、鳥栖は中4日でこの試合を迎える。週末にはともにリーグ次節が控えており、この試合の先発はリーグ戦のベンチメンバーが中心になると予想するが、両者がどのようなメンバーで臨むかにも注目したい。


山口はリーグ中断期間明けに迎えたホーム2連戦で連勝を収め、幸先よくリスタートしたが、今季二度目の3連勝を目指してアウェイに乗り込んだリーグ前節・藤枝戦は0-3で完敗。試合の入り方に完全に失敗し、25分までに3点を奪われて何もできずに終わってしまった。


今季は堅い守りで勝点を積み上げてきたが、ここ2試合はともに3失点を喫しており、“らしくない戦い”を見せているのは気になるところだ。志垣 良監督は「無駄な失点が多いことをもう一度自覚して、できなかったことを整理したい」と話している。


一方の鳥栖は、今月8日に川井 健太前監督との契約を解除し、9日に木谷 公亮氏が新監督に就任した。新体制初戦となったリーグ前々節・浦和戦は1-1で引き分けたが、前節・札幌戦は3-5で敗戦。J1残留を争う相手に敗れ、これでリーグ戦は5試合勝利なしとなった。


札幌戦は序盤に3失点を喫したが、一方的に敗れたわけではなかった。新加入の久保 藤次郎が入ったあとは攻撃が活性化。相手陣でボールを動かしながら圧力を掛け、60分にはその久保がゴールを決めて1点差にまで詰め寄っている。内容は決して悲観するものではなかっただけに、1日でも早く新体制での初白星を挙げて、悪い流れを断ち切りたいところだ。


両者ともにリーグ前節を大量失点で敗れており、この試合ではリバウンドメンタリティーを発揮することが求められる。出場する選手はリーグ戦と多少入れ替わったとしても、チームとして戦う姿勢を見せなければならず、そういう意味でも試合の入りは重要になる。どちらが相手に襲いかかるような入りを見せるか。立ち上がりは間違いなく注目ポイントだ。


山口が本拠地でJ1チームと対戦するのは、2022年度の天皇杯3回戦で神戸と戦った以来、2年ぶりとなる。志垣監督は「山口でJ1と対戦する機会は決して多くない中で、ひるむことなく戦う姿勢を見てもらいたい。なんとしても勝って一緒に歓喜の輪を広げていきたい」と意気込んでいる。

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