ブライトンMFジェームズ・ミルナーについて、イギリス『ガーディアン』のアンディ・ハンター記者が絶賛している。

リーズの育成組織出身で、2022年にわずか16歳でプレミアリーグデビューを果たしたミルナー。その後はニューカッスル、アストン・ヴィラ、マンチェスター・シティ、リヴァプールと強豪クラブを渡り歩き、2023年夏にブライトンへ加入している。

そんな38歳の大ベテランは、17日に行われた今季のプレミアリーグ開幕戦にも先発出場。中盤の一角として82分まで攻守に奮闘し、エヴァートン相手の3-0の快勝に貢献していた。

そして、ミルナーはこれがプレミアリーグで23シーズン連続の出場に。かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したライアン・ギグス氏の記録を更新し、史上最長記録を樹立している。また、通算試合出場数は「635」に到達。トップのギャレス・バリー氏（653）の記録にまた一歩近づいた。

『ガーディアン』のアンディ・ハンター記者は、「ミルナーは23シーズン目も好調だ」と題して「ブライトンの攻撃オプションのクオリティと多才さは、新選手の到着でさらに強化されるだろう。しかし、彼らの背後にはジェームズ・ミルナーといういつもの効果的な存在があった」とその影響力を称えた。

「エヴァートンを圧倒した後、31歳のファビアン・ヒュルツェラー監督は『信じられないような人だよ。リーダーであり、あらゆる面で模範的だ。それだけではなく、今でも素晴らしい選手なんだよ』と絶賛している。38歳の彼は、プレミアリーグ史上初めて23シーズン連続で試合に出場した選手となった。一発退場した39歳のアシュリー・ヤングとは違い、年齢は単なる数字に過ぎないことを証明している」

なお、ミルナーは7歳年下であるヒュルツェラー監督について「何者かがわからないときは年齢が話題になるよね。でも、彼は自分自身が何を望んでいるかが非常に明確で、ここに来てからずっと素晴らしいよ。権威があって、ミーティングも見事だし、進め方も綿密なんだ」とリスペクトを語っている。