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マジョルカ 1-1 レアル・マドリード:先発出場の浅野拓磨は好機演出

  • Echofootball 2024/08/19 02:07
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18日のラ・リーガ開幕節、マジョルカ対レアル・マドリーは1-1のドローで終了した。マジョルカFW浅野拓磨は先発出場し、72分にピッチから下がっている。


ヴィニシウスやベリンガムらを擁する陣容にエンバペまで加わり、かつてラウール、フィーゴ、ジダン、ロナウロらがプレーしたガラクティコス(銀河系軍団)と同等か、それ以上の威圧感を与えている今季のマドリー。今季ラ・リーガ初陣の舞台は、“ジャガー”浅野が加わったマジョルカの本拠地ソン・モッシュである。


試合は予想通りマドリーのペースで進む。中盤に右からバルベルデ、チュアメニ、ベリンガム、前線にロドリゴ、エンバペ、ヴィニシウスを揃えた白いチームは、極まった技術とフィジカルでマジョルカに波状攻撃を仕掛け、13分に先制点を記録した。ペナルティーエリア内でエンバペ、ベリンガム、ヴィニシウスと次々にボールをつないで、ヴィニシウスのヒールパスをエリア内浅い位置で受けたロドリゴが右足でシュート。カーブのかかったボールが、枠内右に収まっている。


対して、ビハインドを負ったマジョルカはその後も劣勢が続いたが、得点を予感させる場面も生み出している。起点となったのは、浅野だ。42分、日本代表FWがペナルティーエリア内左にボールを持ち込むと、ニアサイドへ向けてシュート性の高いクロスを放つ。マドリーの守護神クルトワはこのボールを取り損ねたものの、こぼれ球に詰めたムリキのシュートも弾き返して、結局ゴールを許さなかった。前半はマドリーの1点リードで終了する。


後半立ち上がりは、どちらも高強度のプレスを仕掛けて、精度の低いプレーの応酬に。そうした中で、マジョルカがセットプレーから同点弾を決めた。53分、ダニ・ロドリゲスのCKからムリキが打点の高いヘディングシュートでネットを揺らしている。


1-1となった後は、一気にマジョルカのペースに。アラサテ監督率いるチームは、慣れと分析によってマドリーの攻撃を堅守で跳ね返せるようになり、カウンターから逆転ゴールを狙っていった。一方のマドリーはクロースなしのビルドアップの拙さを露呈し始め、前線の選手たちは焦りもあってか個人技に走り、流動性を欠くようになった。


アンチェロッティ監督は63分に交代カードを切り、チュアメニを下げてモドリッチを投入。一方でマジョルカのアラサテ監督も次々と選手交代を敢行していき、72分には浅野をピッチから下げた。約2万人のマジョルカサポーターは、フットボール界の生ける伝説であるモドリッチ、またカウンターを中心に何度も積極的な走り込みを見せた日本人FWに対して拍手を送っていた。


マドリーはモドリッチを司令塔としてボールこそ保持したものの、エンバペらは確度の高い決定機を迎えることができない。アンチェロッティ監督は終盤にギュレル、ブラヒム、ルーカス・バスケスをピッチに立たせるが、それでもマジョルカの堅守を前に2点目は遠く、彼らの速攻にも苦しみながら試合終了のホイッスルを迎えている(なお96分にはムリキの速攻を阻止しようとしたメンディが一発退場となった)。アラサテ監督率いるマジョルカは、昨季ラ・リーガ王者との試合で価値ある勝ち点1を獲得した格好だ。

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