パルマ新戦力の日本代表GK鈴木彩艶について、イタリアのサッカー情報サイト『TUTTOmercatoWEB』が特集を組んだ。

鈴木は今夏、1年間所属したシント＝トロイデンからパルマへと移籍。日本人初のGKとしてセリエA挑戦をスタートする。そんな中『TUTTOmercatoWEB』は「セリエAデビューとなる選手たち」の特集コーナーが組み、「米国、日本、ベルギー、次の停車駅はパルマだ……スズキはセリエAでも驚かす準備ができている」との見出しで鈴木を取り上げている。

記事は、浦和レッズ出身の若き逸材について「我々のセリエAに初めて臨む選手の中で最も興味をそそられる1人は、間違いなくパルマの日本人GKザイオン・スズキだ」と注目。「パルマは彼のために、重要な投資をした」と振り返った。

そして、アメリカ生まれでガーナにもルーツを持つ新パルマGKのプロフィールも紹介。浦和の下部組織から昨シーズンに所属したシント＝トロイデンまでのキャリアや、2022年からは日本代表に招集され、AFCアジアカップ2023に出場したことにも触れた。

さらに「恵まれた体格で良い技術があり、低い位置からのビルドアップに完璧だ。もはや現代サッカーにおいて、全てのGKに求められる特徴だ」と伝え、「現代的なGK」としての要件を満たしていることを強調した。また「ゴール前では素早く反応が良く、頑丈な体格のおかげでハイボールを得意とする」ことも紹介している。

なおパルマは17日、フィオレンティーナとのセリエA開幕節に臨む。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、鈴木の先発を60％、ライバルとなるGKレアンドロ・チチソラの先発を40％と予想している。『レプブリカ』もまた、「スズキがチチソラに対して優勢で、彼がデビューするはずだ」と伝えた。