浮上か、停滞か。

Ｊ１昇格プレーオフ圏内の６位・岡山と、その背中を追う９位・徳島がぶつかる。

徳島は前節・山形戦（０●１）までは３連勝を含む５戦負けなしで上昇の機運をつかみかけていたが、敗戦によって流れはいったんストップする格好になった。上位を目指す上では連敗を絶対に避けなければいけないとともに、勝利を収めて上位との差を一気に縮めたい直接対決となる。

トピックスとしては、９月10日にクラブ設立20周年を迎えるにあたり、今節から明治安田Ｊ２第31節・大分戦までのホーム戦３試合を『20周年記念試合』と銘打って、クラブとしてさまざまなイベントを準備している。また、該当の３試合では20周年を記念した限定ユニフォームを着用して試合に臨む。

対する岡山は中断期間以降の成績は２戦２分で、ここらでリーグ戦再開後の初勝利が欲しい頃合い。夏の補強で獲得した一美 和成を前線の主軸に据えながら、シーズン最終盤へ向かうために連係の構築を図っている。なお、徳島に約１年半在籍した一美にとっては古巣戦となる。

両者の注目ポイントとしては、新加入選手の躍動が挙げられる。

徳島は加入したばかりの山口 竜弥が前節ですぐさま初先発をつかんだ。そのほかにも多数の新加入選手がいる中で、試合を重ねながらどのようにフィットさせていくかがカギになる。岡山は先ほど名前を挙げた一美をはじめ、嵯峨 理久や神谷 優太が該当する。

両者とも新加入選手たちがチームを勝利に導き、昇格に向けた勢いを加速させる特別な存在になることができるかどうか。

勝利が重要な意味を持つ一戦が間もなくキックオフされる。