シンガーソングライターのエド・シーラン氏は、今季プレミアリーグを戦うイプスウィッチ・タウンの少数株主となった。

これまでグラミー賞を4回、ブリット・アワードを7回受賞するなど、世界的なミュージシャンとして活躍を続けているエド・シーラン氏。少年時代からイプスウィッチのファンであることが知られており、2021年夏には当時リーグ1（イングランド3部相当）に所属していた同クラブのスポンサーに。ユニフォーム前面に「+–=÷× ツアー」を宣伝するロゴが入った。そしてこの契約は毎年延長されているだけでなく、現在3部リーグで戦う女子チームも対象となっている。

今月初めにはサードユニフォームのPVにも出演し、定期的に本拠地ポートマン・ロードにも姿を見せているエド・シーラン氏。そしてこの度、クラブの少数株主となったようだ。『The Athletic』によると、1.4％の株式を取得したようだが、役員会等には参加しないという。本人は以下のように喜びを語った。

「地元のクラブの株式を少しでも購入できたのは本当に嬉しいんだ。応援しているクラブのオーナーになるというのは、フットボールファンなら誰もが夢見ることだろう。このチャンスをもらえて心から感謝している」

「僕は3歳からサフォークに住んできた。世界中を旅する中で、大都市では部外者のように感じてしまうこともあるけど、サフォークとイプスウィッチはいつも守ってくれていると感じる。イプスウィッチ・タウンのファンでいられるのは本当に嬉しい。浮き沈みはあるけど、フットボールは良い時も悪い時も受け入れないとね」

「僕は議決権を持つ株主でも役員でもないよ。愛するクラブにいくらかお金を注ぎ込み、クラブがちょっとしたお返しをしてくれるだけなんだ。だから選手獲得の提案や戦術について僕を責めないでね！」

昨季チャンピオンシップ（イングランド2部相当）で2位に入り、今季は22年ぶりにプレミアリーグを戦うイプスウィッチ。17日の初戦では、ホームに強豪リヴァプールを迎える。