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福岡vs新潟の見どころ:持たれることは想定済。福岡は組織で対抗する

  • FIy999 2024/08/15 08:27
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連敗後に勝点を積んでいる両チームの対戦。その流れを継続できるかどうかが終盤戦に向けて重要となると考えれば、ともに今節へ向けた熱量はかなり上がるはずだ。


福岡は中断期間前に3連敗を喫していたが、中断明けから前々節・湘南戦を1-1、前節・札幌戦を2-2と2試合連続で引き分け、2戦で勝点2を積み上げた。湘南戦は途中出場のシャハブ ザヘディが後半アディショナルタイムにCKからゴールを決めてしぶとく追いついた。


札幌戦も後半アディショナルタイムに途中出場の亀川 諒史が在籍通算5季目にしての福岡での初ゴールを挙げ、勝ち越し。その3分後に失点を喫して勝利は逃したが、亀川が「残り試合で札幌戦のような試合を絶対にやらない、そのための声かけを含めて僕自身も振る舞いについて見つめ直したいと思う」と言うように、悔しさをバネとする前向きな姿勢が見て取れる。


新潟は明治安田J1第22節・鳥栖戦と第23節・FC東京戦で2連敗を喫したが、第24節・C大阪戦を2-1でモノにし、中断明けの前々節・磐田戦こそ引き分けたが、前節・京都戦は2-0で勝ち、現在は3戦負けなしと好調に転じている状況だ。


京都戦では5試合ぶりの無失点を実現し、3試合連続の複数得点に加えて守備でも手ごたえを得たことは大きい。C大阪戦と磐田戦はともに後半アディショナルタイムに失点を喫しており、締め方が課題だった中、そこの改善が見られたことも自信となるだろう。


試合の展開としてはボール保持率やパス数がリーグトップクラスの新潟の攻撃を、福岡が持ち前の堅く粘り強い守備でしのいでいくという形になりそう。福岡の3バックの左でプレーする宮 大樹が「新潟にボールを持たれる、走らされる苦しい展開になると思うが、良い守備から良い攻撃へ切り替えられるように。新潟の攻撃的なスタイルに個で対応しようとしても3人目をうまく使われてしまうので、チャレンジ&カバーを含め、組織的な守備ができるかどうかが大事になると思う」とコメントしているように、連動性を高く保った粘り強い守備で耐えながら、ここ2試合で取り戻しつつある、相手ゴールへシンプルに素早く向かう攻撃で得点を狙いたいところ。


新潟は前節の戦い方が今節の参考になりそうだ。前節は福岡と同じく、前線からのプレスで圧力を掛けてビルドアップの分断を狙い、ボールを奪ったら前線にロングボールを入れる京都の戦い方に前半は苦しんだ。だが、後半に入って「自分たちの前線の立ち位置を変えたことで優位性が少し生まれて、その手前に空間ができたので、そこでうまくピックアップできるのと、相手がそこに出てきたところに対してのミドルのライン間のところにうまく鈴木 孝司が入った」(松橋 力蔵監督)と修正を施し、谷口 海斗の追加点につなげている。このような対応の仕方は福岡に対しても有効となりそうだ。


昨季は新潟が同カードでのシーズンダブルを達成。今季は第16節で前 寛之のスーパーFKと紺野 和也のゴールで福岡が2-1の勝利を収めている。


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