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町田vs磐田の見どころ:危機感を抱く首位チーム。“未勝利街道”はもう十分

  • FIy999 2024/08/15 07:55
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首位を走る町田が3戦未勝利と、思わぬ足踏みを強いられている。前節は残留争いの渦中にある湘南との接戦を0-1で落とした。今季の町田にとって、3試合勝利なしは初めてのこと。2位の鹿島と勝点3差を維持しているとはいえ、チーム内には危機感が充満している。谷 晃生の言葉が印象深い。


「個人的にはもう落とせないなと思います。自分たちに目を向けて、リバウンドメンタリティーを発揮できるか。ここで気持ちが折れてしまうと、自分たちが損をしてしまう。1つの勝利、1つのゴールでチーム状況は変わるかもしれません」


ましてや今節の相手は、0-2で敗れた磐田とのリターンマッチ。連敗とシーズンダブルの阻止に向けて、まずは目先の1勝を目指し、チームは結束している。特に相馬 勇紀や杉岡 大暉ら、夏の新戦力たちは加入以降、一度も勝っていないため、「早く1勝したい」(相馬)との気持ちが強い。


長いシーズン、チームのバイオリズムが低下する時期は避けられない。苦境のときこそ、勝利が良薬。杉岡は「チームの下げ幅を小さくして、苦しい状況を早めに脱出してきたことで町田は首位にいる」と語気を強めた。“未勝利街道”は『3』で十分。4試合ぶりの勝利へ。準備期間の町田は“させない”守備の再徹底を図ることで、チームの再構築に取り組んできた。


無失点のまま時計の針を進めるゲームプランを遂行することは大前提。その過程で少ないチャンスをモノにし、“勝利の方程式”を完成させるには、アタッカーたちの奮起も欠かせない。10番を背負うナ サンホは「マッチアップする相手を抑えながら、攻撃で相手のことを困らせたい」と話した。


一方の磐田は前節、町田を追撃する鹿島に逆転勝利。6試合ぶりの勝利を飾り、残留圏に浮上した。ただ、予断を許さない状況は変わらず、降格圏の18位・京都とは得失点差で上回っているに過ぎない。一息つくことはなく、前回対戦の雪辱を期す町田を、アウェイの地で“返り討ち”にする準備を整えているはずだ。


ただ、前回対戦で町田対策のキーマンを担っていたマテウス ペイショットは前節に続き、出場停止を余儀なくされる。最前線でエアバトルを制し、タフに戦えるFWの不在は痛恨だが、この夏の補強で陣容を強化しており、新戦力たちはチームの首位撃破に貢献しようと牙を研いでいる。


横内 昭展監督は手持ちの豊富なメンバーを生かしながら、相手を攻略する最適解を導き出せるタイプの指揮官。前回対戦では、球際とセカンドボールワークの主導権争いに注力し、あえて相手の得意な土俵に飛び込むことで、今季初めて町田を完封した成功体験がある。


「良い意味でハッキリとした形があるわけではない」(杉岡)“柔軟性”は、“横内ジュビロ”のストロングポイントの1つ。横内監督は新たな首位撃退法を準備し、町田GIONスタジアムへと乗り込んでくるに違いない。指揮官同士の駆け引きも見逃せない一戦だ。

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