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名古屋vs東京V:ピンチをチャンスに。名古屋の新加入選手たちよ、アピールせよ

  • プレビュー 2024/08/10 02:09
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厳しい暑さは続いているが、明治安田J1は早くも勝負の終盤戦に入る。豊田スタジアムで相対するのは、オリジナル10の名古屋と東京V。両者がJ1で16年ぶりに対戦した第19節は、1-0で東京Vが勝利を収めている。


長谷川 健太体制3年目で14年ぶりのリーグ制覇を目指していた名古屋だったが、シーズンのおよそ3分の2を終えての順位は13位。無得点での開幕3連敗と第19節から始まった4連敗が大きく響いた格好だ。タイトル争いよりも、J2降格圏の18位との差を気にしなくてはならないのが現状である。


前節は京都を相手に2点を先行しながら、後半開始直後には内田 宅哉が退場し、今季初の逆転負けを喫するという実にもったいない試合をしてしまった。今節は長谷川監督が「いまは彼を中心にしてチームが回っている」と高く評価する森島 司が累積警告により出場停止。今季全試合に出場しているゲームコントローラーを欠くという厳しい戦いを強いられる。


チームにとっては絶体絶命とも言えるピンチだが、これまで出場機会の少なかった選手、そして新たに加入した選手にとっては絶好のチャンスとしたい場面だ。前節から最低でも2つのポジションが空き、チーム状況も良くない中で結果を出せばレギュラーという位置も狙える。また、猛暑の中の連戦でコンディションに問題の出る選手もいるだろう。チームとしても正念場だが、選手個人としても大きな山場となる。


森島に替わって司令塔の位置に入る可能性が高いのは、この夏に鳥栖から加入した菊地 泰智である。技術の高い小柄な左利きの背番号33は、相手のイヤがるポジションでボールを受けることも得意で、そのスタイルは森島に似ている部分もある。鳥栖でも主力として活躍していただけに試合勘は問題なく、菊地が機能すれば今後の名古屋にとって大きな戦力アップになるだろう。


また、この夏にFCソウル(韓国)への期限付き移籍から復帰した重廣 卓也は、勝利にこそつながらなかったが、途中出場した京都戦では頭脳的なポジショニングやドリブルで良い動きを見せていた。明るいキャラクターでチームの盛り上げ役も買って出ているが、プレーヤーとしても心に期するものがあるだろう。このタイミングで結果を残し、さらにアピールをしていきたいところだ。


対する東京Vは前節、雷やVARの機材チェックによる中断があったことで難しい試合となってしまった中、攻勢を強める場面もあったが、ゴールネットを揺らすことができず。上位の広島に0-1で敗れた。


東京Vの課題は得点力で、7月以降の試合は複数得点が取れていない。サッカーの永遠の課題とも言えるが、チャンスをいかにして結果に結びつけるのか。手ごたえは感じられているだけに、ゴールという結果でもう一歩先に進みたい。


この試合から名古屋の夏の恒例イベント『鯱の大祭典』がスタートする。期間中のホームゲーム3試合で選手が記念ユニフォームを着用し、そのレプリカシャツが来場者にプレゼントされるほか、多くのイベントがスタジアムや名古屋市内でも行われる予定となっている。試合以外の部分でも楽しめそうだ。


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