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札幌vs福岡の見どころ:実りはあった前節。ともに浮上のきっかけとなる1勝を懸けて

  • FIy999 2024/08/09 02:09
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リーグ戦が再開して2戦目となる明治安田J1第26節。大和ハウス プレミストドームでは勝点15で20位の札幌が勝点36で8位の福岡と対戦する。両チームは今季開幕戦で対戦しており、そこでは0-0で引き分けている。


札幌は前節、アウェイで横浜FMと対戦し、2-3で敗戦。開始早々に先制点を奪われて苦しい展開になるかと思われたが、そこで気持ちを落とすことなく反撃し、13分に浅野 雄也が相手ゴール前で押し込んで同点に。ただ、その後も相手の鋭く速い攻撃からゴールを脅かされると、31分、51分と失点を重ねてしまう。それでも、GK菅野 孝憲を中心に体を張ったタフな守備を見せてそれ以上は追加点を与えない。そうした我慢が実を結び、58分に菅 大輝のゴールで1点差に迫ると、その後は積極的な選手交代で活動量を増やし、横浜FMのゴールを脅かした。最終的には敗れたものの、勝点獲得の可能性は大いに感じさせていた。


とはいえ、どうしても勝点を積みたい一戦だった。前々節で浦和相手に4得点を挙げて勝利を収め、良い流れで中断期間に突入。そこで新戦力も一気に加わり、再開初戦で続けて勝点獲得が果たせたならば、さらなる勢いがついていたかもしれないだけに悔しい敗戦であり、残留圏との勝点差も詰められなかった。


一方、8月の北海道に乗り込む福岡は前節、アウェイで湘南と対戦して1-1のドロー。前半から互いの特徴を出し合う展開の中で、相手にボールを持たせつつ、奪ったボールを素早く前方に運ぶダイナミックなやり方で福岡らしく戦うことができていた。高強度のプレーでアウェイながらも積極的に戦ったが、61分に相手の勢いのある攻撃を受けてしまい、そこで先制点を与える難しい展開を強いられてしまった。だが、その後も力を緩めることなく、攻守で勢いを持ったプレーを継続することで主導権を掌握すると、終了間際にシャハブ ザヘディが決めて同点に。劇的に勝点1を手にする結果となった。


この夏の福岡は苦しい戦いを強いられていた。とりわけ7月は天皇杯3回戦・愛媛戦も含め、公式戦4戦全敗。同6戦で5勝1分と好調だった6月とは真逆のような戦いぶりとなってしまっていた。それだけに、中断期間が明けた8月最初の試合において、先行される苦しい展開の中、粘り強く戦って引き分けに持ち込んだ意味は大きいだろう。得た勝点は『1』だが、流れを大きく変え得る貴重な勝点1になるかもしれない。


この一戦の焦点はやはり、どちらが流れを引き寄せるのか、だろう。20位に沈み、J2降格圏内にいる札幌はこの一戦にとどまらず、大きな流れを引き寄せて浮上しなければいけない。その意味でも、極めて強い意気込みで立ち上がりからハードワークを仕掛けるだろう。一方で福岡は上位進出を目指しながらも7月に足踏みをしてしまったため、前節の勝点1を巻き返しへの契機とすべく、こちらも終始アグレッシブさを保ち続けるはず。


夏の北海道で激しいバトルが演じられること間違いなし。ぜひ、スタジアムへ。

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