長崎vs水戸の見どころ：成果を見せたい両チーム。勝点３を手に入れるのは

成果を見せたい両チーム。勝点３を手に入れるのは

中断期間が終わり、３週間ぶりに明治安田Ｊ２が再開。トランスコスモススタジアム長崎では２位・長崎と17位・水戸が対戦する。優勝を目指す長崎にとっても、残留を目指す水戸にとっても、勝点３が欲しい一戦となる。

両者ともに、６月以降に複数の新戦力を獲得している。長崎はいわきから照山颯人（完全移籍）、町田から青木義孝（期限付き移籍）。水戸は湘南から富居大樹、鳥栖から長澤シヴァタファリ、神戸から櫻井辰徳、札幌から中島大嘉と、いずれもＪ１クラブからの期限付き移籍（育成型期限付き移籍を含む）でチームに迎え入れた。

水戸は前節・横浜FC戦で長澤と櫻井がスタメン出場し、自動昇格争いを繰り広げる相手に２－２のドロー。新戦力が早速貴重な勝点１獲得に貢献した。

一方で、２得点３アシストをマークしていたFWの寺沼星文が６月30日に行われたトレーニングマッチにて負傷し、左ひざ前十字じん帯損傷、左ひざ内側側副じん帯損傷と発表された。今節は中断期間にどれだけ新戦力の融合と前線の再構築を進められたか、示す一戦となる。

対する長崎は中断期間に、課題である後半立ち上がりの改善に着手。戦術的な微調整を加えた。ただし、これに関してはメンタル面の影響も大きいだけに、修正した部分を水戸との試合で結果として示せるかが今後にも影響を与えそうだ。優勝を目指すからには勝点３を積み続けることが不可欠で、早速重要なゲームを迎える。

第18節の前回対戦時には点の取り合いになり、終了間際のPKをフアンマデルガドが決めて、長崎が３－２で勝利。再開初戦でチームとしての完成度を示し、勝利をつかむのはどちらだろうか。