20位の群馬が、10試合勝利のない16位の甲府をホームに迎える。

群馬は７月の２試合で１勝１分。今季２勝目を前々節・愛媛戦で挙げ、前節・鹿児島戦は90分に先制を許す厳しい展開ながら、ラストプレーで佐川 洸介が強烈なミドルシュートを決めてアウェイから勝点１を持ち帰った。「自分のミスからやられて失点した。本来なら（佐藤）亮くんにパスを出していたと思う。あきらめずになんとかしようと思ったプレーがゴールになったことは良かった」。佐川もそう振り返っている。

今季のリーグ戦ホーム初勝利に向けて、クラブもサポート。『オール群馬で１万人』、『夏ザスパ2024』と銘打って集客に力を注ぎ、その１万人は達成見込みだという。「最高の舞台で試合ができるのは幸せなこと。チームとしてはベストを尽くすしかない」と武藤 覚監督。夏の新戦力として迎えた河田 篤秀、樺山 諒乃介、瀬畠 義成、仙波 大志は中断期間でチームへの順応を進めている。「間違いなくタフなゲームになる」と指揮官が展望した甲府戦、必勝を期す。

甲府は大塚 真司監督が就任したあとの２試合で１分１敗。前節・長崎戦では勝利目前となっていた中、90＋９分の失点で同点に追いつかれて引き分け。この試合では前半終了間際にも失点を喫しており、“終わらせ方”に課題が残っている。７試合連続で先発出場している44歳の大ベテラン・山本 英臣を中心に引き締めていきたい。そこまで遠くないアウェイ戦であり、多くのサポーターの来場が予想されている。大声援の中で、リーグ戦における大塚監督体制初勝利をつかめるか。