【U-23日本 1－0 U-23イスラエル パリ五輪D組第3節】

　サッカーU-23日本代表は現地時間30日、パリ五輪（パリオリンピック）2024・グループリーグD組第3節でU-23イスラエル代表と対戦した。試合は1-0でU-23日本代表が勝利を収め、3連勝でグループ首位通過を決めている。

2戦2勝でグループリーグ突破が決まっているU-23日本代表は、U-23マリ代表戦から先発を6人変更。内野貴史、鈴木海音、藤尾翔太、川﨑颯太、佐藤恵允が今大会初先発となった。

　立ち上がりは、勝たなければいけないU-23イスラエル代表に押し込まれる展開となった。それでも、GK小久保玲央ブライアンのファインセーブなどでタフな時間帯を耐え、次第に流れを引き寄せる。だが、決定機と言えるほどのチャンスはつくれず、前半は0－0で終了した。

　U-23日本代表は後半のスタート時に山本理仁が下がって植中朝日が入った。前半同様、敵陣でボールを動かして主導権を握ったが、やはり決定機は多くなく、先制点が遠い。すると、U-23イスラエル代表が盛り返して、再び苦しい時間帯になった。

　U-23日本代表は72分に右サイドからクロスが入って藤尾にチャンスが訪れるが、シュートは相手にブロックされた。

　76分にはアクシデントが起きてしまう。川﨑がピッチに倒れると、そのまま起き上がれず、ストレッチャーでピッチの外へ運ばれた。すぐに藤田譲瑠チマが投入されたが、決勝トーナメントに向けて川﨑のコンディションが気になるところだ。

　その後はU-23日本代表のピンチが続いたが、GK小久保が最後まで奮闘して無失点を維持した。後半アディショナルタイムには、途中出場の細谷真大がゴールを奪い、土壇場でU-23日本代表が先制。そのまま1-0で勝利を収めた。

　U-23日本代表は、D組を首位で通過。準々決勝の相手は、U-23スペイン代表に決まった。

【得点者】

90＋1分 1-0 細谷真大（U-23日本）